子どものカバンを漁るのはもういや!小学校からのプリントを自分で出させるアイデア
- 育児・子育て
小学生になると、幼稚園までと違い毎日のように各種プリント類を持って帰ってくるようになります。毎日「プリントは?」とたずねても出してもらえなかったり、子どものランドセルを漁るとまるでアコーディオンのようにじゃばらになった提出期限切れのプリントが発掘されたり…。そんな状態を脱するためには、どのような工夫ができるのでしょうか。
子どもがやる気になる毎日の声かけと工夫が大切
小学校からのプリントは、学校への持参物の案内や返信期限のあるものなど、必ずチェックしておきたいもの。しかし、子どもにとってはその重要度がわからないので「出さない」という行動になってしまいます。保護者にとっての大切さを伝えてもなかなかプリントを出してくれない子どもへは、「子どもがプリントを出したくなる」工夫が必要です。
まずは、子どもが学校でプリントをもらったときにきちんとしまえるファイルなどを購入しましょう。本人の好きなキャラクターもののファイルや、好きなようにシールを貼ったオリジナルのファイルなど、本人がそのファイルを気に入ることもポイントです。
自宅では、きちんと期限までにプリントを出してくれたら言葉にして褒めてあげたり、親として嬉しい・助かるということを言葉にして伝えたりするなど、子どもがプリントを出したくなる声かけをしてみましょう。
- 指定の容器にいれるとご褒美シールを貼る
- ポストを作って郵便やさんごっこにする
- 「嬉しい」「助かる、ありがとう」と褒める
プリントを出す習慣はすぐにはつかないので根気よく取り組む
プリントを出してもらえる工夫をしたとしても、100%出してもらえるとは限りません。例えばごほうびシールで出してくれるようになったとしても、子どもがその仕組みに飽きてしまうとまたプリントを出してもらえない状態に逆戻り…ということもありえます。
うまくいっている日が続いても、習慣化してくれた!と過信することなく根気よく働きかけましょう。保護者自身が、「プリントを出してくれる行動自体が習慣となるには時間がかかる」と割り切り、完璧を目指さない心構えでいることも大切です。うまくいかないときでも、子どもも自分も責めることはせず、前向きに仕組みの見直しをしてみるとよいでしょう。
- 完璧に習慣化する可能性は低いと心得る
- 失敗しても、子どもも自分も責めない
突然出さなくなった子は何か心理的な原因があるのかも
新学期は、それまでできていた習慣が突然できなくなるということが起こりやすいタイミングです。前の学年・前の学期ではきちんとプリントを出してくれていたのに、突然出さなくなるということもあります。そのようなときは、なにか「プリントを出したくない原因」があることを疑ってみましょう。
例えば、「前の学期のテストの結果が悪かったとき保護者に責められたことがきっかけで、それ以降プリント類全般を出しづらくなった」「恥ずかしくて、授業参観や家庭訪問のお知らせを保護者に見られたくなかった」など、子どもがプリントを出すのが面倒になる・学校のことを知られたくなくなるということもあります。親としてはちょっとした理由に思えても、子どもなりに思いがあってプリントを出さないという選択をしている場合があるのです。
また、「出しても見ていないから出さなくていいと思った」というケースもあります。そのような誤解がうまれないよう、出してもらったプリントはすぐに確認していることを見せるのも1つの工夫です。
- 成績が悪くなった
- 保護者に知らせたくないお知らせがあった
- 必要だと感じなくなった
まとめ & 実践 TIPS
プリント類は種類も多く管理も大変ですが、重要な内容も含まれているためすべて目を通しておくべきものです。特に中学・高校と進学すると受験についての情報や、私立であれば奨学金の案内など、プリントの重要度は増します。プリントを出してもらう習慣は、低学年のうちから身に付けてもらえるよう、根気強く声掛けや工夫をしていきましょう。
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