これは効く!「早くしないと遅刻するよ」を子どもの心に響くように伝えるには?【言い換えテクニック低学年編】

子どもに何かを伝えようとするとき、つい直球ストレートに思ったことを口にしてしまい、後々ちょっと反省・・・こんな経験はどなたにもあるかと思います。どんな言い方をしたら心に届くのか。今回は低学年のお子さま向けに「赤ペン」指導の経験から学んだ言葉かけのコツをご紹介したいと思います。

(赤ペン先生 河原)

この記事のポイント

子どもたちに伝えたいのは前向きなメッセージ

「赤ペン」の指導は文字だけのやり取りですので、そこに書かれたものがすべて。「こう書いたら、どんな気持ちになるだろう」と常に想像しながら言葉を選びます。
答えが違っていたときには「まちがえちゃった・・・」というショックだけで終わらないように、「疲れていてやる気が出なかった」と書かれていたら、がんばって提出できたことに自信をもってもらえるように、前向きなメッセージを伝えることを心がけています。
返却された「赤ペン」を見て、少しでも明るく楽しい気持ちになってもらうことが私の目標です。

言葉かけがどんなメッセージになっているかを振り返る

ご家庭でも、ふだん無意識に口にしている言葉を時々振り返ってみることで、お子さまに何をどう伝えたらよいのかが見えてくると思います。
例えば、朝の支度をスピードアップしたほうがよいときには「早くしないと遅刻するよ」などとつい言ってしまいがちです。夕方、なかなか宿題を始めないときには「今宿題しないと、後で大変だよ。」などと言ってしまうでしょう。
私自身、よくそう言って子どもを脅したものです。そう、これらの言葉が伝えているのは「行動しないと悪いことが起きるよ。」というメッセージ。「行動するとどんなよいことがあるのか。」というメッセージにはなっていませんね。本当に伝えたいのは、こちらであるべきなのに。
そこで「早くうちを出られたら、お友達と話す時間いっぱいあるね。」「今宿題終わらせたら、後でゲーム1回できるんじゃない?」などと言い換えてみるのはどうでしょう。ポジティブな提案に、お子さまも「そう来たか!なるほど。」と聞く耳を持ってくれるかもしれません。

さり気ない短い褒め言葉の効果は抜群!

そうは言っても忙しい毎日です。毎度毎度お子さまへの言葉かけを工夫する余裕がもてない、というときにお勧めなのが「短くさり気ないほめ言葉」です。
「一人で起きてえらい!」「今日は姿勢がよいね!」「宿題もう終わったの?すばらしい!」特別すごいところではなく、日常の行動をさらっとほめる一言が「ちゃんと見ているよ。」というメッセージになります。低学年のお子さまでしたら、なおのこと効果は抜群。ぜひ、お試しください!

まとめ & 実践 TIPS

おうちのかたが明るく前向きな言葉かけを意識されることで、お子さまも自然に「行動を起こすと、いいことにつながる」「がんばったことは認めてもらえる」と考えられるようになると思います。
おうちのかたのポジティブな提案がお子さまの心に響いて行動につながったら、“読み”が当たったことを秘かに喜びましょう。今度はどんな球を投げようかな。そんなワクワクする気持ちでヒットする言葉を探ってみるのも楽しいものだと思います。

赤ペン先生 河原はるこ

赤ペン先生 河原はるこ

赤ペン先生歴8年。4年生担当。
高校生の時、「赤ペン先生」の心のこもった美しい字のおたよりに励まされた思い出があり赤ペン先生に。子どもたちへは、「まちがえるのは恥ずかしいことではない!」「どんどんまちがえましょう!」という想いを持ちながら、一生懸命に書かれた解答を尊重し、大切なポイントが一目でわかる指導を心がけている。
趣味:読書とフルーツ酢作り
自己紹介:のんびり屋、でも好きなことには熱い一面も。
中高生三児の母。

プロフィール

赤ペン先生

赤ペン先生は「進研ゼミ」の選考に合格し、ゼミ独自の研修・教育を通じて、教科の学習内容やお子さまの力を伸ばす指導法などを学んだ人です。 お子さま一人ひとりの解答状況や学習の到達度に合わせて、丁寧に添削・指導いたします。 ※「赤ペン先生」は(株)ベネッセコーポレーションの登録商標です。

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