はじめてのお留守番は何歳頃からできる?!こんなことに注意!

幼稚園や保育園、学校が長期のお休み期間になると、「ひとりで留守番しておいてくれると助かるな…」と思う保護者のかたも少なくないでしょう。
そこで、留守番ができるようになる年齢や、その際に気をつけるべきことについてご紹介します。

お留守番できるかは、「何歳から」ではなくお子さまの成長度合いによる

『初めてお子さまだけでお留守番をしたのはいつですか?』というアンケートでは、小学校1年生という回答が最も多い結果となりました。
(出典:「約束事がポイント 子どもだけのお留守番」ベネッセ教育情報サイト http://benesse.jp/kyouiku/201401/20140123-1.html)

仕事の事情や、幼稚園より小学校のほうが帰宅時間が早まったことにより止むを得ず、というケースも多いと思いますが、小学校に上がったタイミングで留守番を任せてみようと思う保護者のかたが多いようです。
しかし、お子さまの留守番に関しては、「何歳からならOK」「これをやっておけば安心」という明確な基準はありません。年齢にかかわらず、臨機応変に行動できるか、危険を察知できるかなど、お子さまの成長度合いが留守番を任せられるかを決めるポイントになります。

防犯対策・事故防止はしっかりと。こんなことに気をつけよう!

◆防犯はしっかり! 約束事を決めておこう
防犯に関しては、留守番以前に、お子さまがいる家庭として当然気をつけるべきです。例えば、ドアには鍵をふたつつける、玄関前にセンサーライトや防犯カメラ、テレビつきインターフォンを設置するなどの対策は、できるに越したことはありません。
設備をととのえることは難しくても、電話が鳴ったとき、来客があったときの約束事は必ず決めておきましょう。
居留守を使わせるかたが多いですが、万が一空き巣狙いの訪問者だった場合も考慮し、「誰が来ても絶対にドアは開けない」ことを基本に、インターフォン越しに対応するように教えるのがよいでしょう。
また、訪問者にお子さまだけで留守番していることを悟られないよう、「今お父さん・お母さんは手が離せないと言っているので、またあとで来てください」と対応させるのもひとつの方法です。出かける前に、「こんな人が訪ねてきたらどうする?」など、いろいろなパターンをシミュレーションしておきましょう。

◆事故にも要注意!
ベランダの鍵を閉め忘れたなど、お子さまがひとりのときにベランダに出てしまった状況を考え、万が一の事故を防ぐために、ふだんからベランダにはお子さまが乗れるような三輪車や植木鉢などを置かないようにしましょう。室外機なども上には絶対乗れないよう工夫しておくことが大切です。
また、火や水のトラブルに関しても、あらかじめ対策をしておきましょう。ライターなどはお子さまの手の届く場所に置かないこと、ガスの元栓は閉めておくことで、火事の危険性を回避できます。
水のトラブルでは、お風呂で遊んでいて溺れるなどの危険が考えられます。お風呂の栓は抜いておきましょう。

◆緊急連絡先は必ず伝えておく
万が一何かあったときの緊急連絡先をしっかり伝えておくことも大切です。保護者のかたと連絡がとれなければ余計不安になってしまうので、電話などですぐに連絡をとれるようにしておきましょう。
保護者のかたの持っている携帯電話の電源が切れたり、圏外などの場所に行ったりしないようにすることが大切です。いつお子さまから緊急の連絡があってもとれる状態にしておきましょう。
また、自宅の電話からすぐにお子さまが保護者のかたに連絡できるよう、短縮番号などに連絡先を入れておくことなどもおすすめします。

逆に言えば、これらの気をつけるべきことを理解できない年齢のお子さまに、留守番を任せるのはまだ早いとも言えるでしょう。

留守番はお子さまが成長できる機会

ひとりでの留守番は保護者の心配も尽きないと思いますが、不安を乗り越えたとき、お子さまは大きく成長します。帰ってきたら、「留守番してくれて助かったよ、ありがとう。がんばったね」とお礼を言い、ひとりでがんばったお子さまをしっかりと抱き締めてあげてくださいね。

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