暑い日の子どもの遊びや過ごし方は? 真夏でも、やっぱり外で遊びたい!?

毎年最高気温の記録が更新される昨今の夏。暑くて夜眠れないとか、食欲がないとか、エアコンで体が冷えすぎるのもつらいですね。そんな暑い時期は、子どもを外で遊ばせるのが心配。とはいえ、暑いからと1日家で過ごしていると子どもも不満気味に。暑い日、子どもと一緒にどう過ごせばいいの? とお悩みの保護者も少なくないのでは。暑い日の過ごし方についてのアンケートの結果とともに、おすすめの遊びをご紹介します。

暑い日にどこでどんな遊びをしている?

最近、とくに日中は、身の危険を感じるくらい暑い日もありますよね。暑いと熱中症も心配。そんな大人の思いとは関係なく、暑い日でも、子どもたちは意外と外で遊んでいるようです。暑い時期、子どもがどんな所で遊んでいるのかアンケートで尋ねてみたところ、最も多かったのは、「自宅の庭や自宅の周辺」でした(※1)

次いで多かったのが、「公園」という回答。熱中症対策やこまめな水分補給ができれば、日中しっかり体を動かせるのはいいですね。
その他の回答を見てみると「近くの海」「図書館」と答えたかたが目立ちました。

子どもたちは暑い夏に屋内、屋外でそれぞれどんな遊びをして過ごしているのでしょうか。
屋内を見てみると、「おもちゃで遊ぶ」「テレビやDVDを見る」が上位でした。屋外よりも屋内のほうが熱中症の危険は少ないですが、油断は禁物。屋内で熱中症にかかるケースもあるため、エアコン等での温度調整やこまめな水分補給を欠かさないことが大事です。

屋外での遊びについて見てみると、「プールや水遊び」が多く、夏の暑い日らしい結果に。水に触れる遊びだと、暑さを和らげることもできそうですね。その他の回答では、「虫とり」「野球」「自転車」などが挙がっていました。
外で遊ぶ際は、朝早いうちや夕方など、強い日差しを避けた時間を選ぶと少し動きやすいのではないでしょうか。

暑さ対策はマスト!保護者のかたが行っている暑さ対策は?

こんなに暑いと、暑さ対策が欠かせませんよね。「暑い時季の遊び方で気をつけていることはありますか」と尋ねてみました。

多くの保護者のかたは、「こまめに水分補給をする」と回答。「帽子や熱中症対策グッズを使う」というかたも多いようです。
小さい子どもは、体温調節機能があまり発達していません。子どもの体は、暑い環境で体温が上がりやすいなど、温度変化を受けやすいため、熱中症になりやすいと言われています。
子どもの熱中症予防としては、

・水分をこまめに補給すること

・ふだんから外遊びをして暑さに負けない体づくりをすること

・保護者がきちんと子どもの様子をチェックしておくこと

です。外出の際は、熱中症対策のほか、日焼け止めや虫除け対策も万全にしておくとより安心です。お子さまの様子もこまめにチェックしましょう。

暑い日の外遊びの注意点やおすすめの内容は?

あまりにも厳しい暑さだと「本当に大丈夫?」と気になってしまいますよね。暑い日に外遊びをするには、どのような点に注意すればいいのでしょうか。また、どんな遊びをするのがいいのでしょうか。

暑い日の外遊びで気をつけること

熱中症や日焼け対策の観点から、次の5点に気をつけていきましょう。

・1:気温が最もあがる時間帯(14時前後)はなるべく避ける
比較的気温の低い朝早い時間帯や、夕方がおすすめです。

・2:直射日光の当たる場所に長時間いない
なるべく日陰や屋根のある場所で遊ぶようにしましょう。

・3:日焼け対策を万全にする
日焼け止めは家を出る前に塗っておくだけでは不十分。汗をかくととれて効果がうすれてしまうため、こまめに塗り直すようにしましょう。スプレータイプやスティックタイプのものだと、お子さまでも扱いやすくおすすめです。 また、帽子はつばのあるものをかぶるようにしましょう。

・4:熱中症対策をしっかり行う
水分補給はこまめに、少なくとも30分に1回はできるといいでしょう。凍らせたペットボトルを持っていけば、体を冷やす保冷剤がわりにもなっておすすめです。
また、水だけでは熱中症対策として不十分です。汗で失われる塩分を補えるよう、スポーツドリンクを飲んだり、熱中症対策アメを舐めたりするのもいいですね。
また、少しでも暑さを和らげるためにハンディファンやアイスリング、凍らせたタオルなどを活用するのもおすすめです。

・5:滑り台や自転車のサドルなどの温度に気をつける
強い日差しを浴びた滑り台や自転車のサドルは想像以上に高温になっていることがあるものです。夏は半ズボンなどをはいていることも多いため、高温の滑り台などが直接肌に当たってやけどをしてしまうということも少なくありません。気温が高い日の滑り台は滑る前に温度に注意しましょう。自転車は、屋根のある場所に置いたり、サドルにカバーをかぶせたりなどの工夫ができるといいですね。

おすすめの外遊び

暑い日の外遊びとしては、何よりも水遊びがおすすめです。一口に水遊びといっても、意外とバリエーションは豊富なもの。次のような遊びの中から、お気に入りを見つけられるといいですね。

・プール
・公園のじゃぶじゃぶ池

・水鉄砲
チーム戦にしたり、飛距離を競ったり、ターゲットに当てる射的のように遊んだりと工夫して遊べるといいですね。

・水風船
・ホースで虹をつくる

子どもが退屈しない室内遊びは?

身の危険を感じるほどの猛暑日は、外遊びを避けて室内遊びをすることもあるでしょう。とはいえ、体を動かしたいさかりの子どもたち。すぐに飽きてしまわないか、体を動かしたくてストレスがたまってしまわないか心配になりますよね。 そこで、ちょっとした一工夫でいつもの室内遊びをより楽しくするアイデアをご紹介します。

・いつもより大がかりな工作
大きめの段ボールを使って秘密基地や自分で着れる段ボールスーツを作ってみませんか? 絵の具で大胆に色を塗っていくのもいいですね。いつもの工作より大がかりで本格的なものに挑戦してみましょう。

・夏らしい料理やお菓子作り
ホットプレートで焼きそばやお好み焼きを作ったり、かき氷を作ったりして、おうちの中で夏祭りの屋台ごっこをするのもおすすめです。かき氷は、市販のシロップだけでなくお気に入りのジュースを使ったり、トッピングとしてフルーツやチョコレートを準備するのも盛り上がりそうです。

・お風呂で水遊び
たとえ家の中でも水遊びはしたいもの。そんなときは、お風呂で水遊びをしてみませんか。水にシャボン玉を浮かべたり、泡風呂にしてみたり工夫してみましょう。終わったあとは、お風呂掃除をしてお手伝いを兼ねるのもおすすめです。

まとめ & 実践 TIPS

猛暑の中でも、子どもの遊びたい意欲にはこたえてあげたいもの。熱中症対策や日焼け対策に気をつけながら、工夫して遊べるといいですね。室内遊びの場合も、物足りなさを感じないような夏らしい工夫をしてみましょう。

※1
【アンケートについて】
■調査地域:全国
■調査対象:未就学のお子さまをお持ちの保護者のかた
■調査期間:2016年7月25日~2016年8月8日
■調査手法:「Yahoo!クラウドソーシング」におけるWebアンケート
■有効回答数:4,296名

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