「どうして勉強するの?」 子どものやる気スイッチをいれる保護者の質問法

「どうして勉強するの?」 子どものやる気スイッチをいれる保護者の質問法保護者はついつい子どもに「勉強しなさい!」と言いがちだ。しかし、勉強はしておいたほうがいいという保護者の気持ちは、なかなか子どもに伝わらない。こうした日常のよくある場面について、コーチングのプロ・石川尚子氏が、ベネッセ教育情報サイトに話してくれた。

 

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「勉強はしておいたほうがよい?」–こう聞かれて、お子さん自身が自分の言葉で答えることができなければ、勉強へのやる気はなかなかわかないのでは? と思います。

 

「勉強をすると、どんないいことがあると思いますか?」
ある学習塾では、こんな質問を投げかけて、子ども同士が話し合う時間をとっているそうです。すると、「勉強をするといい点数がとれる」「先生や親にほめられる」「堂々と遊べる」「友達に尊敬される」「自分に自信がつく」など、長期的な視点でも考えるようになるそうです。話し合いをすることで、勉強は「自分にとってのいいことにつながるもの」へと変わるので、自ずとやる気スイッチが入るようです。

 

小学校1年生の男の子がいるAさん宅では、こんなふうに問いかけているそうです。
「○○ちゃん、ちょっと一緒に考えてみよう!
(1)今すぐ着替える。出かける準備が終わったら、出かける時間までテレビを見る。
(2)あとで着替える。それまでは何もしない。あとで時間がなくなってあわてる。
の2つだったら、(1)と(2)のどっちがいい?」

 

自分がとる行動とそれによって引き起こされる未来をイメージさせて、自分で選ばせるそうです。単に、「早くしなさい!」と言われるよりも、こっちのほうがよさそうだなと自分で納得できると、その行動をとるようになるのだそうです。

 

「~しなさい」と言われても、「自分事」になっていないうちは、まったくスイッチが入りませんし、自分自身にふりかかることとしてイメージできなければ、単なる一般論でしかありません。しかし、実際にイメージがわいて、自分にとって、「こうしたほうが得。こうしたほうが絶対いい!」と思えたら、自ずとそこに向かって動きます。本人が「自分事」として考えられるように関わっていけたら、とてもよい気分でいられるだろうなと思います。

 

出典:「自分事」になれば、子どもはやる気になる! -ベネッセ教育情報サイト

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