子どもの夏休み、困ったことは? ゲーム・テレビばかり…

 子どもたちが家で過ごす時間が長い夏休み。一日の生活が乱れがちになります。また子どもたちがおとなしくなるので、ついゲームをさせてしまう保護者も少なくないはず。共働きの保護者だと期間が長いだけに子どもだけでのお留守番も心配。子どもの夏休みの困ったことについて、保護者に聞いてみました。


子どもには「時間設定」が大切!ゲーム・テレビばかりのお留守番を避けよう

 子どもたちが長期休みの夏休み。保護者としては、普段とは違う困りごとが出てきます。「子どもの長期休みで困ったこと」に関するアンケートを行った結果、全体の21%が「子どもが留守番中にテレビを見たりゲームばかりしてしまう」と回答しました。留守番ができるようになるのは成長の証でもありますが、親の目が近くにないということで、やはり「自分がやりたいこと」に集中してしまうようです。

 

 

では、どうすれば子どもがテレビやゲームばかりに集中せずに済むのでしょうか。「時間設定」という言葉を使って考えてみたいと思います。

 

 


「ずっとゲームをしていてはいけないよ」だけでは、子どもは動かない

 子どもに留守番させるとき、あなたはこんなふうにお子さまに伝えるはずです。「ずっとテレビを見ていてはいけないよ」「ゲームばかりしていないでね」と。「うん!」「はい!わかったよ」といういいお返事が返ってくるとは思いますが、子どもにとって楽しいことをしている時間は何時間であっても短く感じるもの。自制することはなかなか難しいものなのです。

 

そこで、お留守番の際のテレビやゲームは「何時から何時まで」という時間設定をしてみましょう。できれば口で伝えるだけでなく、紙やメモ帳にしっかり書いて、後で子どもが確認できるようにします。
「ゲームは1時間」とするより、何時から何時までかはっきり決めるほうが、子どももしっかり意識するようになります。

 

 

テレビを見ている状態、ゲームをしている状態からお留守番を始めない

 ご自身の外出時、つまりお留守番開始の状態を思い起こしてみてください。テレビを見ている状態、ゲームをしている状態のお子さまに「じゃあ、行ってくるね」と伝えていないでしょうか。だらだらテレビ、だらだらゲームを避けるためには、テレビやゲームのスタートを後ろにずらすことが大切です。あくまでも「お留守番中のお楽しみ」あるいは「休憩」のような扱いにしましょう。ゲームは、宿題やその他の学習、お手伝い、部屋の掃除などが終わってから、と約束します。それらが終わる時間を予測し、3時から4時まで、4時から5時まで、と具体的な時刻を設定してください。

 

子どもたちはテレビやゲームが大好きですが、「それしかやりたくない」というほどではないことがほとんど。「ほかにやることがないから」「手持無沙汰だから」という理由でテレビやゲームに手を出してしまうのです。
ある程度「課題」と「時間」を設定することで、テレビやゲーム以外のところに目を向けられるようにしてあげましょう。徐々に「残った時間は何をしようかな」という考えから、自主的に「何をして時間を過ごすか」を考えられるようになっていくはずです。

 

 

【アンケートについて】

■調査地域:全国

■調査対象:お子さまをお持ちの保護者のかた

■調査期間:2015年5月1日~2015年5月18日

■調査手法:「Yahoo!クラウドソーシング」におけるWebアンケート

■有効回答数:2,723名

 

 

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