奥山佳恵さん(女優・タレント)流子育て3つのコツ 「比べない、肩に力を入れない、あきらめない」

2011年、9年ぶりに誕生した次男がダウン症と診断された、女優でタレントの奥山佳恵さん。当初のショックと不安を乗り越え、今では幸せな毎日を送っているという彼女に、子育ての秘けつを伺った。

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ダウン症の子どもたちは、成長がすごくゆっくりです。次男はもうすぐ2歳半ですが、今、11か月相当の成長です。順調なんですよ。よく寝てよく食べよく笑い、本当に育てやすい。ゆっくりゆっくり大きくなっていくんだなあ、という感じで、心配は特にありません。

 

私もまだまだ子育て修業中の身ですが、「比べない、肩に力を入れない、あきらめない」が、楽しく育児するコツなのかな、と思っています。

 

健常であろうがなかろうが、どの子にもそれぞれに個性があるわけで、比べたところで意味はないですよね。私たち夫婦は、子どもをリードしないよう心がけています。逆に好きなこと、やりたいことを見つけたら、全力で応援します。海沿いに住んでいるので、長男には水泳を……と思っていましたが、ちっとも興味を示しません。それでも息子の興味、関心に任せています。ちなみになぜか彼は今、海とはまったく関係のない、「キックボクシング」に夢中です(笑)。

 

「適当」という言葉がありますよね。私はこの言葉が好きなんです。「適当」は言い換えれば「いいかげん」と、マイナスにとらえられる面もありますが、「いいかげん」はよい加減でもあります。肩の力を抜いてよい加減をキープしつつ、子どもには期待をかけすぎずにあきらめない、マイペースな子育てをしています。

 

出典:奥山佳恵さん(女優・タレント)が語る、マイペースで幸せ子育て【後編】~“適当”と“いいかげん”で力を抜いて -ベネッセ教育情報サイト

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