昨今の七五三事情、記念撮影はどうしている?
子どもが3歳・5歳・7歳になった時に成長を祝う伝統的な行事、七五三の季節がやってきた。ベネッセ教育情報サイトでは、幼児から中学生の保護者を対象に、七五三のお祝いや記念撮影について、オンラインアンケートを実施。現代の七五三事情の一端が見えてくるようだ。(投票期間:2015年8月 投票数:460票)
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旧来の習わしでは、3歳・5歳に男の子、3歳・7歳に女の子のお祝いをする、という説が比較的広く知られている。「それぞれの年齢の時にお祝いをした(する)」家庭がそれぞれ約9割と圧倒的であるものの、どの年齢でも性別に関係なくお祝いをしている家庭も、1割程度あることがわかった。また、成長の節目に晴れ着をまとった子どもと、記念撮影をする家庭も多いだろう。アンケートでは、「お参りとは別の日に撮影した(する)」という回答が5割近くを占めた。
【お参りと記念撮影は同じ日にしましたか?】
理由としては、「写真館の予約が、お参り当日はいっぱいになってしまっていた」というやむを得ない事情のものから、「前撮りの方が料金が安かった」という費用を優先する意見、また「着付けなので子どもがぐずるかもしれず、混雑を避けてゆっくり撮影したかった」という、子どもを熟知した保護者ならではの意見もみられた。
七五三は、日本ならではの子どもの成長を祝う儀式。特に、子どもがまだ小さい時には、ぐずったりするなど、いろいろと大変なこともあるかもしれない。しかし、「お祝い事は大変だが、大人になって親子ともども記念になった」と多くの保護者が「お祝いしておいてよかった」という意見を持っている。
中には「記念写真を撮る機会は、7歳を過ぎると成人式までなかなかない」という声もあった。また、「私の子どものころの着物を娘が着て、感動しました」といったコメントも。七五三は、子どもの成長とともに、親子の絆を感じる貴重な機会にもなっているのかもしれない。
出典:成長の節目を祝う七五三 お祝いは柔軟に -ベネッセ教育情報サイト