空の旅! 赤ちゃん連れの飛行機移動で気をつけたいこと

小さな赤ちゃんと一緒の飛行機旅。「おとなしくしていられる?」「気圧の変化や機内の乾燥は大丈夫?」などと、不安なことも多いのではないでしょうか。電車や車と違い、目的地まで降りられない空間だからこそ、事前の準備をしっかりしておきたいですね。

座席指定、空港での過ごし方、搭乗のポイントは?

まず、赤ちゃん連れでの飛行機の利用条件について見ていきましょう。国内のほとんどの航空会社では、生後1週間を過ぎた赤ちゃんは飛行機に乗ることができます。また、2歳以下であれば、同伴者の膝上に座らせることで座席なし(無料)での搭乗が可能です。ただし、チャイルドシートを利用し、ひとりで座らせるなら、有料になります。
座席を選択する余裕がある場合は、お世話のしやすさを考慮して席を選びましょう。こまめに立ち上がって抱っこをする可能性があるのであれば通路側、ケープを使って授乳などをするなら、人目につきにくいようトイレから離れた席の窓側がおすすめです。また、搭乗時間をお昼寝や就寝時間と重なるようコントロールできるといいでしょう。赤ちゃんと飛行機に搭乗する日は、機内でぐっすり眠ってくれるよう、たっぷり遊ばせるなどの工夫をするのもいいかもしれません。

機内に持ち込むと便利なものは?

機内では、赤ちゃんにできるだけ機嫌よく過ごしてもらいたいものです。手荷物が増えてしまいますが、お気に入りのおもちゃや絵本があると安心です。また、赤ちゃんの気を引くには目新しいものもおすすめ。新しいおもちゃを用意して、搭乗するまでは見せないでおくのもひとつの手です。その他、忘れずに機内に持っていきたい持ち物をご紹介します。

・オムツ、おしり拭き
・着替え一式(万が一、汚れてしまったときのため)
・食事、授乳アイテム(トラブルがあり、飛行機内に予定より長い時間滞在する可能性もゼロではありません。飛行時間に関わらず、授乳ケープ、哺乳瓶や粉ミルク、ベビーフードなどがあると安心です)
・タオル(ブランケットや授乳ケープ代わりにも使えるので大判が1枚あると便利です)
・抱っこひも(乗り降りの際、抱っこで手がふさがると手荷物を運びづらいため、使い慣れた抱っこひもがある場合は持ち込むのがおすすめです)

気圧の変化で耳が痛くなるのを防ぐには?

飛行機の上昇や下降に伴って、耳が痛くなることがあります。大人は、あくびをしたり、唾を飲み込んだりしてうまく耳抜きができますが、赤ちゃんはそうはいきません。おなかがすいているわけでもないのに急に激しく泣き出すようなときは、気圧の変化で耳が痛くなってしまっている可能性があります。水やお茶などの飲み物を飲ませるなどして、耳抜きを手伝ってあげましょう。まだコップから上手に飲めない赤ちゃんなら、哺乳瓶やストローマグなどの飲み慣れた道具を機内に持ち込むようにしましょう。また、飛行機内は想像以上に乾燥した状態になることもあります。喉を傷めやすいので、こまめな水分補給で潤いを補ってあげることも大切です。

何か困ったことが発生したときは、客室乗務員に伝えれば、親切にサポートしてくれるはずです。また、周りの席の人たちには、搭乗時に「ぐずってしまったらすみません」など、ひと言伝えるだけでもだいぶ印象が変わります。事前の準備と周囲への気配りを心がけて、すてきな空の旅になるといいですね。

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