人に見られるお弁当!運動会で工夫するポイントは?
子どもと親が一緒に楽しむ学校行事といえば、運動会がいちばんです。最近では、学校も、幼稚園と小学校のお子さまをもつ親がどちらにも出られるよう、学校同士で日をずらして設定するほどの気の遣いようです。
お昼の時間になると、いったん解散して子どもと親でお昼を食べるのもお決まりの風景です。一緒に食べるお弁当、他のご家庭とも比べられてしまいますが、あまり奇抜にしても嫌味で、親のほうもなかなか気を遣います。
そんなお弁当、他の人はどうしているのか?どんな気遣いや工夫をしているのか?「運動会のお弁当でいちばん気合いを入れる料理」について聞いてみました。
【質問】
今日は子どもの運動会!子どものお弁当でいちばん気合いをいれるメニューは?
【回答数】
唐揚げ:55%
おにぎり:26%
卵焼き:12%
肉団子:1%
その他:6%
【アンケートについて】
■調査地域:全国
■調査対象:お子さまをお持ちの保護者のかた
■調査期間:2015年4月23日~2015年5月7日
■調査手法:Webアンケート
■有効回答数:100サンプル
定番おかずの王様!唐揚げに入れるのは気持ち?
アンケートの結果、唐揚げがダントツで1位になりました。コメントを見ると、定番の唐揚げだけに気合いが入るようで、さまざまな思い入れがあるようです。
・運動会といえば、唐揚げでしょ!というイメージがあるから。自分の母が運動会に作る唐揚げが美味しかったから(30代/女性/専業主婦)
・子どもがいちばん喜ぶから。使う部位や味付けによって違うものができるし、揚げ方ひとつをとってもいろんなバリエーションができる。子どもがとても楽しみにしていると思うと、いろいろ試してみたくなる。(40代/女性/その他専門職)
・一番に絞るのはとても難しいですが、運動会はみんなに見られる場なので子どものいちばん好きな具材に力を入れてあげたいです。あとは彩り、豪華さを出したいです。(20代/女性/パートアルバイト)
自分の子どもの頃を思い出したり、子どもの笑顔を楽しみにしたり、他のご家庭の目を気にしたり・・・いろいろな気持ちを込めて作っているんですね。工夫をして違いが出せるという回答が多いのもびっくり。材料の使い方や味のつけ方で家庭の味が出せるのが唐揚げの良さです。
メインの食材!おにぎりが選ばれる理由とは
第2位はおにぎりになりました。お箸を使わないでも食べられる運動会の定番、おにぎりに気合いを入れるのは、工夫のしやすさにもあるようです。
・子どもに頑張ってほしいのでモチベーションが上がるようにハチマキをした顔のおにぎりを作る。(40代/女性/専業主婦)
・かわいいキャラクターのおにぎりなどを子どもが喜ぶから。おかずはどれもあまり変わらないと思う。(40代/女性/専業主婦)
・おにぎりを選んだ理由は、炭水化物は力が出る食べ物だからです。どのおかずよりもまずしっかり食べてほしい、昼食後の競技にも力を発揮してほしい、そんな思いを込めていちばん気合いを入れるメニューとなります。(30代/女性/専業主婦)
・炭水化物は、即エネルギーになるから。外で食べるおにぎりは美味しいから。(40代/女性/パートアルバイト)
おにぎりの海苔や形を駆使してさまざまなデザインができて、飽きないように具材を選べるバリエーションの多さが、気合いを入れる理由のようです。また、炭水化物が疲れた体に良いという科学的な答えもありますが、すべてお子さまへの応援の気持ちからであるところに愛を感じます。
シンプルなだけでは終わらない!卵焼きに入れる気合いとは
第3位も定番おかずの卵焼きになりました。卵焼きは、シンプルな割に作るのが難しいと思ったら、みなさん、さまざまな工夫をしておられるようです。
・私にとって卵焼きはお弁当の定番で、黄色という彩りに、ケチャップやネギ、海苔などで色味を加えて華やかに見せるのが簡単な料理だからです。(40代/女性/パートアルバイト)
・きれいな形にできるよう気合いを入れる卵だけのプレーンなものでなく、ネギやコーンなど中身も工夫するとみんなが喜ぶから。(40代/女性/専業主婦)
・きれいにクルクル巻けるか、焦がさないで焼けるか。そのあと半分に切ってハート型にしてお弁当箱に詰める。(20代/女性/専業主婦)
・母の味としていちばん出てくるので頑張ります!サンドイッチ派なのでおにぎりは作りません。(40代/女性/専業主婦)
みなさん、プレーンなものではなく、作ったあとのトッピングや、中に混ぜる具材にも工夫しているようです。ハート形にするかたもいて、卵焼きにはさまざまな工夫ができる余地があるようです。また、サンドイッチ派のかたでも卵焼きは相性が良いという意見もあります。
あえて子どもの好きなおかずを入れる!
第4位は肉団子になりました。票数は少ないですが、理由が泣かせます。
・息子が肉団子が大好きなので選びました。肉団子をジューシーにおいしく仕上げるには手間がかかります。愛情を込めて作りたいです。(50代/女性/専業主婦)
肉団子に限らず、お子さまが「あれが食べたい」というメニューがあれば、確かに気合いが入ります。逆に定番のメニューでないものは、運動会のようなシチュエーションでは相性が悪い場合もあるかもしれません。それでも、何とか用意しようとする姿勢にグッときます。
お弁当を通して子どもに伝わる愛
「普段忙しいので」「普段はあまりしない」という枕詞がつく回答もあり、こういうときだからこそ、お子さまへの気持ちを工夫や気合いを入れることで伝えたいというのがわかります。忙しくてほとんどできあいのものでも、一品だけは手作りにするという回答もあり、気合いの入れ方は人それぞれです。それでも、「母の味として」「自分の母が」といった親から子へ伝えていこうという気持ちがわかる回答もあり、運動会のお弁当は、愛情だけでなく、さまざまなものを子へつなげていくものであることがわかる結果となりました。