桜の種類を知って、もっとお花見を楽しもう

 桜にもいろいろな種類があり、道などで見かける桜も、時期によって異なります。また、それぞれの個性や背景があると知っておくことは、さらに楽しむきっかけになるのではないでしょうか。

ソメイヨシノ

 日本各地に植えられている代表的な桜です。花径2、3センチで、一重咲き、花びらの形は楕円形という特徴があります。また、花のいろは淡い紅色ですが、咲き進むと白くなります。

ソメイヨシノは、幕末頃に江戸染井村(今の巣鴨近辺)の植木屋伊藤伊兵衛政武が開発した品種で、オオシマザクラとエドヒガンの交配による雑種と推定されています。当初は桜の名所吉野に因んで「吉野桜」と名付けられ、あとに「染井吉野」と改名されました。

十年ほどで立派な木に成長するため、明治時代に全国の学校、公園、沿道、河川沿いなどに次々と植えられ、主流となっていきました。

ただし、ソメイヨシノの欠点は最長で100年と寿命が短く、病虫害に弱いこと。また、自力で繁殖できないため、接ぎ木や挿し木で増やされてきました。

 


オオシマザクラ

 オオシマザクラの特徴は、白く大きく咲くことです。開花と同時に伸びだす若葉の緑とのコントラストがとてもきれいです。伊豆諸島特産の桜なので、オオシマと名付けられています。

葉も大きく、塩漬けにすると、クマリンという芳香物質が作られるので、桜餅を包むことに利用されます。

また、薪用として植えられた背景があり、タキギザクラとも呼ばれます。

 


エドヒガンザクラ

 春の彼岸の頃に咲くエドヒガンザクラは樹高が高く、微紅色の花の色が特徴的です。その優美な姿は、昔から愛されてきました。とても長寿なので、各地に巨木や名木があります。日本三大桜である、山高神代桜(やまたかじんだいざくら)、根尾谷淡墨桜(ねおだにうすずみざくら)、三春滝桜(みはるたきざくら)もエドヒガンザクラの系統で、いずれも国の天然記念物として指定されています。

また、イトザクラとも呼ばれます。シダレザクラはエドヒガンザクラの園芸品種です。

 


ヤエザクラ

 八重咲きになる桜のことをヤエザクラといいますが、カンザンやフゲンゾウ、ヤエベニシダレなど、品種はいろいろあります。花はやや大きめで、丸くふんわりとした形になり、非常に華やかな雰囲気を持っています。ソメイヨシノなどに比べると、開花が1~2週間遅いのも特徴です。

 


マメザクラ

 日本の桜の中では背丈が小さく、最も小さな花をつけるので、マメザクラと呼ばれます。白から薄いピンク色の小さな花をたくさん咲かせます。花が咲いたあとに葉が出るという特徴があり、ソメイヨシノよりも早い時期に咲きます。挿し木でも育つため、鉢植えや盆栽としても人気の品種で、自宅でも楽しむことができます。

 

時期が異なれば、見られる桜の種類も違ってきます。そのときどきの見どころを楽しんでくださいね。

 

 

参考:井筒清次『おもしろくてためになる桜の雑学事典』(日本実業出版社)


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