【中高生のネット利用実態調査】高校生の5割が学習中に「メールやチャットで友だちにわからないところを質問する」。
ベネッセ教育総合研究所では、2014(平成26)年2月〜3月に、全国28の中学校・高校の中学1年生〜高校2年生9,468人を対象に、ICTの利用実態・意識に関する調査を実施した。ネットやスマホとの関わりがどのくらいあるのか、またオンライン上でのつながり・コミュニケーションが子どもたちの生活や文化・学習にどのような影響を与えているのか、様々な角度から探ってみた。
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中高生は学習時にインターネットやメールを使って何をしているのだろうか。中学生の学習時のインターネット利用の上位3つをみると「英語や国語、古典の辞書を使う(電子辞書は除く) 」(45.6%)、「調べ学習やレポートをまとめるために情報収集をする」(30.2%)、「メールやチャットで友だちにわからないところを質問する」(26.4%)である。高校生についても調べてみると、上位3つの利用内容は中学生と同じである。しかし「メールやチャットで友だちにわからないところを質問する」(中学生26.4%、高校生48.3%)や「授業のノートや定期テストの過去問題を友だちと交換する」(中学生8.0%、高校生27.2%)では中高生20ポイント前後の利用差がみられる。内容によっては、アクセスデバイスの違いが学習の仕方にも影響を与えていそうだ。
Q.あなたは、勉強する時にインターネットやメールを使って次のようなことをしますか。
出典:中高生のインターネット利用の実態は? 学習とメディア活用~中高生のICT利用実態調査2014より~