今、なぜ子どもたちに「行動する力」が求められている? 専門家が解説

今、なぜ子どもたちに「行動する力」が求められている? 専門家が解説グローバル化が進み、多様化する社会で活躍していく今の子どもたちには、自分で考え、行動する力を身に付けることが必要とされてきている。では、今、なぜ「行動できる子」なのか? ベネッセ情報サイトでは、『「動ける子」にする育て方』などの著書がある、川合正氏に話を聞いた。***東日本大震災を経験し、私たちの価値観は大きく変わりました。10年後や20年後に、社会がどうなっているのか、今までの価値観や、現在信じていることが必ずしも正しいとは、誰にも断言できません。だからこそ、子どもたちが大人になった時、どのような社会になっていても、そこで生き抜いていける力を身に付けてほしいと、私は考えています。具体的には、人に指図されなくても自分で考えて工夫や判断をし、それをアウトプットしていけるような力を養ってほしいのです。次期の学習指導要領の改訂では、課題の発見と解決に向けて主体的・協働的に学ぶ学習の一つとして、アクティブ・ラーニングを取り入れる方向性が示されました。さらに、大学入学試験を改革し、到達度テストを実施することも検討されています。こういった改革が実施される今だからこそ、「行動できる子」を育てるチャンスです。保護者のかたも、このチャンスを前向きに生かしてみてはいかがでしょうか。

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