未就学児の習い事選び。何歳から・何を始める?
お子さまの可能性を広げる習い事。何か始めたいと思うけれど、いつ頃から始めるのがいいのか? たくさんある習い事から何を選べばいいのか? いろいろ気になることがありますね。
0〜6歳のお子さまをもつおうちのかた400人へのアンケート結果(*1)によると、半数強が「習い事をさせている」と回答しました。
年齢別に見ると、0〜2歳55%、3〜4歳63%、5〜6歳55%が何かしらの習い事をしています。
「いくつ習い事をしているか」については、0〜4歳では「1つ」が最多で30%程度。5歳以上で「2つ」のかたの割合が増えています。
習い事をまだしていないかたの理由としては、「園生活が落ち着いてから」「本人がやりたい意思を示したらやらせたい」「小学校にあがってからでよい」「子どもが何に興味があるかわからず迷い中」などが挙がりました。
何を習っているのか、気になる習い事の人気ランキング(*2)は、こんな結果に。
1位 スイミング(36%)
2位 通信教育(24%)
3位 英会話・英語教室(21%)
スイミング
習わせたおかげで体が丈夫になってよかったと思っているかたが多数のようです。また、「進級テストでがんばる姿が見られてよかった」「先生が上手に教えてくれる(親が教えるのは難しい)」などもメリットとして挙がっています。
失敗談としては「寒い時期に通わせたら体調を崩した」という回答が。
通信教育
「生活習慣や基本的な社会のルールが身についた」「子どもの成長が身近で実感できる」など、家庭での習い事ならではの回答が目立ちました。その他には、「毎日机に向かう習慣ができた」「子どものペースに合わせてできる」など。デメリットとしては、「興味がないものは取り組まない」という回答も。
英会話・英語教室
はっきりした結果よりも、英語に親しめればいいというかたが多いようです。遊びに行く感覚で、同年代の友だちづくりに役立ったという体験談もある反面、恥ずかしがって授業に入れなかったという回答もありました。
そのほかの習い事としては、体操教室、サッカー、リトミック・音楽教室、ピアノ、バレエ・ダンス、幼児教室、学習教室・塾など、さまざまな種類があります。いくつか体験談をご紹介しましょう。(*1)
体操教室
身体能力が発達し動きがますます活発になる3〜4歳頃に始めるかたが多いようです。よかったと思うポイントは、「体を動かすことが好きになった。先生の指示を聞いたり、お友だちとの関わりが上手になった」「鉄棒やマットなど、幼稚園の友だちより慣れていて上手にできる」など。また、鉄棒やマット運動ができるようになるという技能の習得だけでなく、挑戦する体験ができたり、やればできる自信がつくなど、がんばるマインドも育つようです。
サッカー
おうちのかたの「運動をさせたいから」という気持ちに加え、「本人がやりたいと言った」という理由が目立ちました。やってよかったと思うポイントは、「早く走れるようになった」「ボールさばきがうまくなった」などの他、先生の指示をよく聞いたり、仲間と一緒に協力して勝利を目指す体験ができることのようです。
リトミック・音楽教室
1歳頃に、お子さまが音楽が好きだから、楽しそうだから、と始めるかたが多いようです。やってよかったと思うポイントは、「音感・リズム感がよくなった」の他に、とにかく「楽しい」習い事である、というのがリトミック・音楽教室の特徴でした。
ピアノ
「小さいうちに音感を育てたい」「指の力がついてくる」という理由から、3〜4歳で始めるかたが多いようです。やってよかったと思うポイントは、ピアノの技能そのもの以上に、発表会というゴールに向かって練習を続けること、発表会で達成感を得られることが「やってよかった」という実感になっているようです。
どの習い事でも、「子どもが楽しんでいるから満足」という声が多かった一方で、いやがるのを無理に行かせたけど何も身につかなかったといった体験談も。就学前の習い事は、年齢や興味だけでなく、教室の方針や先生とお子さまとの相性も大きいようです。
これらのポイントをおさえて、お子さまとおうちのかたにぴったりの習い事を選んでくださいね。
*1 2014年3月実施ウィメンズパークアンケート「お子さまの習い事についての体験談調査」より 400名 0〜6歳のお子さまをおもちのかた対象
*2 2013年12月実施 習い事に関するアンケートより 726名 0〜6歳のお子さまをおもちのかた対象