先輩保護者に聞いた、受験当日にありがちなヒヤリミスとは?

今年もそろそろ受験シーズンが本番を迎えようとしています。受験生を抱えるご家庭では、着々と準備を進めていらっしゃるかもしれません。そこで、お子さまの受験を経験された保護者のかたにアンケートで受験に関するトラブルについて聞いてみました。ヒヤリとするものから思わず笑ってしまうものまで、先輩保護者の回答を参考に、受験生をサポートしてみてはいかがでしょうか。

当日のヒヤリミス、中学受験・高校受験・大学受験と学齢ごとに変化

まず、勉強面でも保護者のかたの関わりが大きい中学受験では、テストの問題そのもののミスについて回答する保護者のかたが目立ちました。
・「普段は簡単に解ける問題を間違えた」(中学受験)
・「ケアレスミスが多かった」(中学受験)
・「焦って名前を書き忘れた」(中学受験)

また、どの学齢も乗る電車を間違えてしまったという回答が多く寄せられました。
・「反対方向の電車に乗って遅刻しそうになった」(高校受験)
・「電車を間違えて、門が閉まりそうなときに滑り込んだそうです」(高校受験)
・「友達と2人で受験校に向かったが、乗り換えの時に電車を間違えてしまい、8時半集合に5分程遅刻して到着したが、試験開始には間に合った」(高校受験)
など、とくに高校受験では普段乗り慣れない電車にお子さまだけで乗る際に間違ってしまったという回答が目立ちました。

大学受験では、お子さま成長に伴い、特別なミスはあまりないご家庭が多いようでしたが、「違う学科も同時に受けられる制度の大学で、受験科目を確認せず2学科受けてしまった。1つの学科は科目が足りず当然不合格だった」という複雑な入試システムがある大学入試ならではの答えもありました。

このほかにも、保護者のかたが緊張のあまりミスをしてしまったという回答も。
・「試験会場まで車で送って行ったのですが、緊張で私の方が道を間違えてしまって、時間に間に合うかどうかひやひやしました」(大学受験)
・「考え事をしていて、砂糖と塩を間違えた」(高校受験)

当日の忘れ物、意外に多かった「アレ」とは?

また、当日ヒヤリとすることといえば忘れ物。試験当時の忘れ物について聞いたところ、意外にも多かったのが大事な受験票を忘れてしまったという回答でした。
・「受験票を忘れて届けた。ストレスとなり実力が発揮出来なかった」(中学受験)
・「受験票を忘れて、雪の中、母が届けに行った」(高校受験・大学受験)
など、受験票を持っていくのを忘れたというかたのみならず、「受験票を会場に置いてきてしまった」という回答もありました。

「受験生には平常心と安心感を」先輩保護者からのアドバイス

本人も保護者のかたも、ヒヤリとするようなトラブルが起こることがある受験。最後に、これからお子さまの受験を迎える保護者のかたに向けて、アドバイスをいただきました。
・「親が焦っても仕方が無いので、前もっての準備はしっかりしてプレッシャーをかけない様にする事」(中学受験)
・「過度な期待は子どものプレッシャーになります。蛙の子は蛙」(中学受験)
・「後悔しないように、すべて子どもに選ばせる」(高校受験)
・「本人も不安定になるかもしれないし、家族もそれに振り回されてしまうこともあるが、我慢の時期と思ってお互いに頑張ってほしいです」(高校受験)
・「第一志望の学校以外に、万が一の保険として、他の学校の選択技も有るという安心感も与えてあげると良いと思いました」(大学受験)
・「何よりも平常心で受験させること。持たせるお弁当も気合いを入れすぎず、普段通りでよいと思います」(大学受験)

いかがでしたでしょうか。人生の大きな岐路となる受験、過度なプレッシャーは禁物ですが、お子さまが後悔することのないよう、保護者のかたがサポートできるとよいですね。

【アンケートについて】
■調査地域:全国
■調査対象:中学・高校・大学受験をされたお子さまをお持ちの保護者のかた
■調査期間:2016年10月31日~2016年11月14日
■調査手法:「Yahoo!クラウドソーシング」におけるWebアンケート
■有効回答数:1,156名

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