子どもの忘れ物は届ける? 届けない? 本当に子どものためになる関わり方

お子さまの忘れ物に、頭を悩ませている保護者のかたもいるでしょう。では、お子さまが忘れ物をした時、あなたはどうしていますか? もし毎回届けているようであれば、黄色信号! もしかすると、お子さまを思うその行動がマイナスに働いているかもしれません。

この記事のポイント

忘れ物を届けると「親の責任」にされてしまう可能性も

「忘れてしまったらかわいそうだから」「きっと困るだろうから」と、忘れ物を毎回届けにいっているという保護者のかたもいるでしょう。でも、忘れ物を届けることは本当に子どものためになっているのでしょうか?

忘れ物が届けば、その忘れ物は「なかった」ことになります。そうすると、「次は気を付けよう」と思うことができません。それが繰り返されれば、「忘れても届けてくれるはず」と考えるようになり、自分で用意しなくなります。もし届けないことがあれば「なんで届けてくれなかったの!」と親のせいにするようになるかもしれません。これでは、いつまでも改善されませんよね。

また、忘れ物をした時にどうすればよいかを考えることもできなくなります。「忘れたことを先生に言う」「友達に借りる」「同じことをしないようにメモする」など、対処法を考える機会を奪ってしまうということです。先回りして保護者のかたが助けてしまうと、「もしもの時」にどうするかという、子どもの考える力が育たないかもしれません。

「子どものため」と思って忘れ物を届けている行動が、子どもの成長を妨げている可能性があります。忘れ物は、原則「届けない方がよい」と考えましょう。

先生にも話をしておくと◎本当に困るものは届けてもOK

「親の管理不足と思われないか」「電話がかかってくるのではないか」といったことを心配する保護者のかたもいるでしょう。先生が丁寧に連絡をしてくれるから、仕方なく忘れ物を届けているというかたもいるかもしれません。

そんな時は、事前に連絡をしておきましょう。「もし忘れ物をしたら、授業は見学でも構いません」「子どもが自分で気付けるようになってほしいので、忘れ物は届けません」などと、電話や連絡帳で話をしておきます。そうすれば、先生もそのつもりでいてくれるはずです。

ただ、本当に困るもの(遠足の弁当など)に関しては、届けてもよいでしょう。また、保護者のかたが用意するように言われていたものは、きちんと大人の責任で届けたり準備したりしてください。

サポートをするなら忘れ物をした「後」ではなく「前」

忘れ物を届けないことで、少しずつ改善されてくるならOK。でも、どうしても忘れ物がなくならないという子どももいるでしょう。そういう場合は、届けてあげるのではなく、届けなくて済むようにサポートをしていくことが大切です。たとえば、このような方法があります。

・親も一緒に忘れ物がないかチェックする
・持ち物チェックの表を用意して〇付けをする
・置き場所を決めて、ルーティーンのように用意できるようにする
・整理整頓をして物を減らし、何がどこにあるのかをわかりやすくする

大事なのは、「やってあげる」のではなく、あくまで「サポート」をすること。始めはしっかりとサポートし、少しずつお子さまの力でできることを増やしていきましょう。ほめたり励ましたりして、やりすぎないように、でも放置しすぎないように、ほどよくサポートしていくことが大切です。

まとめ & 実践 TIPS

「かわいそう」だといって届けてしまうと、逆に子どもの成長を妨げてしまう可能性があります。大人になってまで、忘れ物を届けるわけにはいきませんからね。時には「困る」という経験もさせながら、上手にお子さまをサポートしていきましょう。


出典:ベネッセ教育情報サイト「忘れ物を届けることが子どもの考える力を奪う。普段の会話でできる思考力の育て方」
https://benesse.jp/kosodate/201906/20190607-1.html

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