高1スタート時に考えよう! 大学受験につながる勉強サイクル

 高校入学後は中学までとは違い、将来の大学入試を意識した勉強法に切り替えていくことが大切。特に高校1年次に身につけた勉強サイクルは、今後3年間の勉強を左右する重要なものといえます。今回の記事では高校生活でずっと活用できる勉強サイクルのつくり方をご紹介します。

「知識の定着」から「問題演習」までをカバーした勉強サイクルをつくろう

 高校に入学すると中学と比べて授業のスピードがぐっと速くなります。一度、苦手科目、苦手分野をつくってしまうと、受験勉強をスタートさせてから苦手克服にかなりの時間を割かなければなりません。これを避けるためにも、授業の進度に合わせて学習内容を理解していくことが大切になります。

また、大学入試では、授業で学んだ知識を使って「問題を解く」ことが求められます。特に数学は学んだ定理や公式を使って実際に問題を解くことが大事。こうした「知識定着」と「問題演習」をくり返すことによって、大学入試に生かせる力が身についていくのです。

平日にやるべき勉強と週末にやるべき勉強を分けて考えよう!

 知識を定着させるために必要なのは「授業を最大限に活用すること」です。そのためには、授業と予習・復習を必ず1セットで進めるのがポイント。平日の自宅学習は「予習・復習中心」にするとよいでしょう。予習を重視すべき科目は英語と国語。英語は本文を読み、新出単語の意味調べと文法事項のチェックをしておきましょう。国語は古典の現代語訳、語句の意味調べは必ず行うこと。数学の場合、予習として例題を解くことに加え、授業でできなかった問題をくり返し解くなど、復習にも力を入れましょう。

理解した内容を「解くスキル」に結びつけるためには、問題演習も必要です。問題演習は、まとまった時間がとれる土日に行うのがポイント。問題集などを活用して、教科書の問題以外の初見の類題を解く練習をしましょう。

自分なりのサイクルを確立することが勉強の効率化につながる

 上でご紹介した方法は理想的なものであり、「部活で忙しくてこんなに勉強できない」と感じる人もいるかもしれません。しかし、予習をしっかりやっておくことで授業の理解度が上がり、復習にかける時間が少なくてすむことも考えられますし、高1のときから問題演習までやっておくことによって、高3になってから総復習にかける時間が少なくてすむ可能性もあります。時間がないという人は「スキマ時間を活用する」「問題を絞って勉強する」など工夫してみましょう。まずは一度チャレンジしてみて、オリジナルのアレンジを加え、自分なりの勉強サイクルをつくりあげましょう。

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