「食の安全」への興味をきっかけに、私たちの「食」について考えよう

親子でやってみよう

食品表示に注目して、食の安全について考えてみよう!


中学入試や適性検査では、食の安全について、消費者だけでなく企業の側にも立って考えさせるなど、客観的で多面的な立場から社会問題について問う力が求められます。そうした力を養うきっかけとなるのが、産地や賞味期限などが記されている「食品表示」です。

いくつかの食品を見比べながら、賞味期限と消費期限の違い、食品の種類による違いなどを確かめることで、食の安全に対する意識を高めることができるでしょう。食品表示に関する知識を確かめられる「食品表示検定」もありますので、興味をもったら親子で挑戦してみてはいかがでしょうか。

食品表示検定協会 http://www.shokuhyoji.jp/

また、Q2で触れた「フード・マイレージ」に関連させて、「食と環境・エネルギー」についても調べてみましょう。
食料の輸送だけでなく、生産・消費にもエネルギーが使われている、ということはどういうことでしょうか? 「地産地消」「旬」「調理済み食品の原材料の産地」「食べ残し」などについて調べてみることで、理解や興味につながります。
そして、その「食と環境・エネルギー」の問題に対して、家庭でできることを話し合い、実践してみることもおすすめです。


もっと知りたい

「食品表示への興味が深まる本/マンガやイラストで学べる食育の本/食の安全について学べるサイト


Webサイト
『食べちゃれクイズ』『こども食育ずかん 地産地消と自給率って何だろう?』『キッズボックス(食品安全委員会)』
『食べちゃれクイズ』

(ダイヤモンド社/食品表示検定協会(編著)/1,260円=税込)

『こども食育ずかん 地産地消と自給率って何だろう?』

(少年写真新聞社/山本茂 (監修)/2,415円=税込)

『キッズボックス(食品安全委員会)』

http://www.fsc.go.jp/sonota/kids-box/kids-box.html

「ウインナーソーセージの皮は何でできている?」など、食品に関するさまざまなクイズを通して、食品表示に対する興味や知識を育てる本。自分の目で見て、頭で考えて、食品を適切に選ぶ力が育ちます。地産地消のよさ、輸入食品が食卓に届くまでの流れなどをマンガやイラストでわかりやすく学べる本。日本の食料自給率、世界の穀物自給率などのデータにも触れられます。内閣府の機関である「食品安全委員会」の子ども向け情報サイト。食品添加物や農薬、遺伝子組み換え食品について学べる動画の他、さまざまな角度から食品の安全について考えられます。

子育て・教育Q&A