とりあえず一歩前進、なう。 [大学受験]

前半に受けた私大2校の合格発表があり、2校とも合格いたしました。

ムスメにとって人生初の大学合格通知! おめでとう! うれしいね!

センター入試の結果がそれほどふるわなかったこともあり、そのあとすぐの私大入試においては、「やる気が出ない」「受かる自信がない」「受かってもそれほど行きたくない」などのネガティブな言葉をブツブツとつぶやいておりましたが、実際に合格の知らせを受け取ってみれば飛び上がるほどうれしかったようで、「ああ、どっちの大学を選べばいいか迷う!」と、調子のいいこと、調子のいいこと……。

残すところは、私大が3校5学部。そのあといよいよ国公立大学の入試です。

入試日程が進むにつれて、難易度が上がっていくスケジュールを組んでしまったため、精神的にどんどん追い込まれるのではないか、と予想しておりました。
しかし実際は、ひとつの受験が終わるたびに、ムスメの表情は明るくなっていき、やる気が出てきたように思えます。

そうだよね、つらくて長かった浪人生活の、終わりが近づいてきたことを実感できるんだもの。

「すべての大学に不合格ののち、二浪」というストーリーをムスメは本当に恐れていて、普段は忘れていても、ふとした時に「グワーッと頭の中に浮かんで消えなくなる」と、おんおん泣き崩れることもありました。しかし、「4月からは大学生になれる、絶対なれる」というお墨付きの合格通知。これがあれば勇気100倍、心おきなく残りの入試に取り組めます。

……しかしながら、ちょっとだけ親としてのグチを……。

成熟し、研究しつくされている受験ビジネスだなあと感心してしまったのですが、併願校とされる他大学の合格発表の前に入学金を納めるシステム、うまくできてますねー。

以前やってしまった「出願締め切りをうっかり忘れる」という轍を踏まないよう、ガッチリとスケジュールを可視化してみたのです。

我が家の場合は、私大すべて合格と考えると、国公立の合格発表の前に2校分の入学金を払い込むスケジュールになりそうです。その額は計47万円……。

確かに「必要経費」ではありますが、模試や講習のように「実感の伴う大学入試費用」とは言えず、なんとなくモヤモヤしなくもない。

いやいやいや、しかしそれはそれ。親ががんばって仕事をすればよいことなので、なんとか踏ん張ります!(しかし、ムスメが小学生未満だった「貯めどき」にもうちょっと貯金しておけばよかったな……。これからお子さまが受験される皆さんにはぜひおススメしておきます。)

ともあれ、なんだかんだで残り少ない受験生活になってしまいました。

悔いなくのびのびと実力を発揮できるよう、親としてもサポートしていきたいと思います。

そして後半戦は、「なんか合格気分も飽きたよね……。」くらいの気分になれますように。

(バンザイに付き合わされた弟も、ハイテンションの姉にちょっと引き気味だったことですし。)

(筆者:おぐらなおみ)

プロフィール


おぐらなおみ

漫画家&イラストレーター。長女(25歳)長男(19歳)のベテランママン。急に汗をかく、突然ドキドキするなどの更年期症状と付き合っています。趣味は散歩というか道草。知らない路地をガンガン歩いてよく迷子になる。東京在住。
著書に『働きママン(シリーズ続刊あり)』『私の穴がうまらない』など多数。
Twitter @ogura_naomi

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