中学受験、4年生の2学期は「好き」を増やして「苦手」を防ぐ

中学受験、4年生の2学期は「好き」を増やして「苦手」を防ぐ中学受験をめざす4年生にとって、2学期にやるべき課題とはどのようなことなのだろう。森上教育研究所の森上展安氏は、「重要なのは苦手教科を作らないこと」と話す。ベネッセ教育情報サイトが、この時期、保護者が意識すべきことについて聞いた。

 

***

 

4年生の2学期以降は、「教科のバランス」が大切になってきます。受験では、極端に苦手な教科があると、他の教科の成績がすばらしくても不利になってしまいます。今、力を入れていただきたいのは、さまざまなことに興味を持たせて「好き」を増やすこと。好きなことは、調べたり考えたりすることが苦になりません。「好き」を増やすと、自然と「食わず嫌い」も減っていくのです。

 

「嫌いな教科があるのはダメ」「苦手は克服しなさい」と言うのではなく、「作文、好きなの?」とか、「生き物の観察は得意なんだね」というふうに、「好き」「得意」という言葉をうまく使って子どもと接してください。また、興味を持たせるための簡単な方法は「ちょっと話を振っておく」こと。2学期に習うテーマについて、「~って不思議だね」などと話題にする手もあります。たとえば「月」というテーマでも、理数系より文化系が得意な子どもなら、かぐや姫の物語や、英語圏とアジア圏の月にまつわる文化の違いなどに興味を持つかもしれません。

 

学習内容が難しくなってくる2学期以降は、粘り強く考える力も必要です。特に算数で、今の時期におすすめなのが、パズルやなぞなぞの要素が入った面白い問題に取り組ませること。「解けそうで解けない」「でも自分で解きたい」という気持ちが、難しい問題を投げ出さずに、粘り強く考える原動力になります。また、空間把握能力は4年生の前半ごろまでに急激に伸びるといわれています。ブロックなどのおもちゃや立体パズル、折り紙や工作なども空間把握能力の発達に役立ちます。

 

出典:2学期に備えて苦手予防を[中学受験 4年生] -ベネッセ教育情報サイト

お子さまに関するお悩みを持つ
保護者のかたへ

  • がんばっているのに成績が伸びない
  • 反抗期の子どもの接し方に悩んでいる
  • 自発的に勉強をやってくれない

このようなお悩みを持つ保護者のかたは多いのではないでしょうか?

\そんな保護者のかたにおすすめなのが/
まなびの手帳ロゴ ベネッセ教育情報サイト公式アプリ 教育情報まなびの手帳

お子さまの年齢、地域、時期別に最適な教育情報を配信しています!

そのほかにも、学習タイプ診断や無料動画など、アプリ限定のサービスが満載です。

ぜひ一度チェックしてみてください。

子育て・教育Q&A