機械系研究・技術者ってどんな職業? どうすればなれる?
世の中にはたくさんの職業があります。どんな仕事内容で、どういう人が向いているのか知っておくことは、自分の可能性を広げるためにも、大いに役立つでしょう。今回は「機械系研究・技術者」を取りあげます。
機械系研究・技術者とは?
自動車からパソコン、スマートフォンや時計まで、私たちの身の回りにあるさまざまな機械を開発・製造しているのが、機械系研究・技術者と呼ばれる人々です。新しい機械のアイデアを考えて図面を製作し、部品を組み立てて形にするまでのあらゆる工程に携わります。
機械系研究・技術者の仕事の内容
機械づくりはチームプレーです。機械系研究・技術者もその仕事によって役割が細かく分けられています。新しい技術を考える技術者、製品の寸法や材料を決め、設計図を描く設計者、生産ラインを管理する生産管理者といった仕事があります。主に民間の機械系メーカーに所属して働くことになります。
機械系研究・技術者になるために必要な資格
就職するうえで必要な資格はありませんが、機械に関する知識を身につけておかなければならないため、大学の工学部などを経て就職する人が多いです。
企業の研究職など、特に高度な職種に就きたい場合は、さらに大学院まで進んだのち就職をめざすほうがいいでしょう。また、技術系公務員になるためには、公務員試験で工学系の区分を受験し合格しなければなりません。
機械系研究・技術者の将来性は? どんな性格の人が合っている?
機械産業は、現在大きな分岐点に差し掛かっています。今までのように機械工学の技術だけで新製品を生み出すことができる時代は徐々に過ぎ去りつつあります。これからの時代は、電気、電子、化学、生物など、機械以外の分野の知識を機械工学と組み合わせて新しい技術を生み出すことが求められているのです。
この職業で活躍するには、今までにはない発想を持ち、未知の世界をとことん追究していく、あきらめない、チャレンジ精神が求められます。また、仲間と協力して仕事を進めるチームプレーの精神と、時には人を引っ張っていく積極性も欠かすことのできない資質です。