銀行員ってどんな職業？ どうすればなれる？
世の中にはたくさんの職業があります。どんな仕事内容で、どういう人が向いているのか知っておくことは、自分の可能性を広げるためにも、大いに役立つでしょう。今回は「銀行員」を取りあげます。
銀行員とは？
「銀行員」は、銀行において顧客の預金の手続きや企業相手の融資、為替取引、債券売買に至るまで、金融にかかわる仕事を幅広く手がけます。案件によっては、「億」を越える大金を扱うこともあります。
銀行員の仕事の内容
銀行員の仕事で我々に最も身近な例としては、窓口で預金を処理する預金業務があります。預かったお金は企業への融資という形で運用されますが、融資先の決定や審査も銀行員の仕事です。
「ディーリングルーム」と呼ばれる取引専用の部屋で、為替や債権の取引を行う銀行員もいます。大金を扱う機会が多いため、銀行員の仕事の中でも特に注目を集めている分野です。
銀行員になるために必要な資格
多くの銀行では、大卒者を対象とした採用活動を行っているため、経済、税務、金融、不動産などといった、銀行業務に関連する学科を出ていると、就職を有利に進められるでしょう。また、簿記、ファイナンシャルプランナーといった、仕事の中でいかせる資格を取得するのも有効です。近年では、英語力を重視した採用を行っている銀行も多いようです。
銀行員の将来性は？どんな性格の人が合っている？
金融界は変化の激しい業界であり、近年の規制緩和の動きもあって今後も各銀行はあの手この手でしのぎを削っていくことが予想されます。新しい金融商品も続々と登場してきているため、銀行員の活躍の場はさらに広がっていくことでしょう。
ただ、インターネットを通じた取引など、金融業界と相性のいいテクノロジーの発展が、銀行員の削減につながるのではないか…そういう説もあります。銀行員に求められる力も変わっていくと考えられまので、さまざまな領域に対応できることが、今後の銀行員に求められるスキルかもしれません。
「お金」という、大切な財産を預かることになる立場上、銀行員は強い責任感と誠実さが求められる職業です。直接お客さまと話す機会も多いため、相手に不快感を与えない人当たりのよさを持っているといいでしょう。
