「どうして一重まぶたに産んじゃったの?」 友達と比べて落ち込んでいる我が子をどう励ます?
思春期まっただ中の我が家の中学生に、あるときこう言われました。
「どうして一重まぶたに産んじゃったの?」
「可愛い子はみんな二重」「一重は地味」「一重だと盛れない(!)」と、娘はとにかく一重まぶたを全否定。「大人になったら整形する」とまで言うのです。
そして毎晩、アイ〇〇なるテープでまぶたを持ち上げては、「いつか二重になれる日」を夢見て、涙ぐましい努力を続けるのでした。
親にとっては、我が子の一重まぶたの目はチャームポイントで、幼い頃も今も、とてもとても可愛いのに!
(赤ペン先生 河原)
友達と比べるのは成長のしるし
子どもが自分自身を客観的にとらえ始めるのは、9歳ごろからだそうです。
自分とほかの人との「違い」について分析できるようになる半面、友達との「個人差」に気づいて自分に自信がもてなくなる・・・そういう時期でもあるようです。
お子さまが「友達と比べて落ち込んでしまう」のは、発達の過程においては、とても自然なこと、心が成長しているしるしと言えます。
そんなときこそ、おうちのかたの出番です
そうは言っても、落ち込んでいる我が子の姿を見るのは、ツラいもの。お子さまにとっても、そんな思いをずっと抱えているのは、苦しいにちがいありません。
そこで、おうちのかたの出番です。ふだんはなかなか言えないけれど、このタイミングでなら言える、大切な大切なメッセージをお子さまに伝えるチャンスです。
今のお子さまのすべてをありのまま肯定する
それは「今のままの、そのままの○○ちゃんで、大好きだよ。」と言ってあげること。
お友達よりできないところがあったとしても、〇〇ちゃんを大事に思う気持ちは変わらないよ。できることも、できないことも、ありのままの、すべてを受け入れているよ。
そんなメッセージを言葉や行動の端々でお子さまに伝えることです。
「できない自分でも愛してもらえている」「ありのままの自分を見守ってもらえている」という安心感は、やがてお子さまにとって「根拠のない自信」となります。
この「根拠のない自信」こそが、どんなときでもお子さまの人生をしっかりと強く支える、大きな力になってくれると思うのです。
まとめ & 実践 TIPS
「すごくかわいいよ。」「きれいな目をしてるね。」
一重を嘆く我が子を、私は「意識的に」持ち上げました。あくまでさりげなさを装いつつ。
一重の美しい芸能人の画像などを見せたりして、視野を広げてあげたりもしました。
その結果、娘は最近になって、「一重でも可愛い人いるよね」と言い出しました。
全否定からの一歩前進! 私なりの「ありのままでOK」メッセージが伝わったのかも?!
きっとこの先、子どもは何度も壁にぶつかり、悩み、迷いながら大人になっていくのでしょう。親の出番を許してもらえるのは、あと何回かな。そんなことも、ふと考えてしまいます。
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