高校入試 「安全校」受験の盲点 あなたは大丈夫?

高校入試 「安全校」受験の盲点 あなたは大丈夫?いよいよ受験シーズンも大詰め。だが、入試に向かって入念に準備をしなければいけないのは、第一志望の高校だけではない。そこで、いわゆる「安全校」としての私立高校を受験する際の注意点について、安田教育研究所の安田理氏がアドバイスする。

 

***

 

ほとんどの都道府県で、私立高校を推薦入試で受験する場合以外は、私立高校の一般入試を受け、その後に公立高校を受けるパターンだと思います。また、私立高校は「安全校」として受けるケースが多いかと思います。

 

案外これが盲点になることがあります。「安全校」ということで、どうしても準備、対策が本命である公立高校ほど熱心に取り組まないということです。公立高校は「過去問」を何年分もやっていながら、私立高校は一度もやらずに受ける受験生がいたりします。いくら模試で安全圏の判定が出ていても、これでは危険です。

 

最低でも1年分だけでもやって、各科の問題量は全体としてどのくらいなのか、問題形式はどのようになっているのか、各科の問題のレベルはどうか、記述問題が多いのか選択式問題が多いのか、数学の問題の並びはやさしいものから並んでいるのか、社会の人名・用語はひらがなでもいいのか漢字指定なのか……そうしたことを承知しているだけでもずいぶん違うものです。

 

入試直前でわざわざ過去の問題集を買うのは躊躇(ちゅうちょ)するかもしれません。それでしたら、書店で受験予定校の「過去問」の2014年度の問題に目を通すだけでもさせてください。塾に通っていれば、塾にあると思いますのでそこで目を通してくるようアドバイスしてはどうでしょうか。

 

要するに、「安全校」を受験する時も、「必ず合格を取る」「万が一の場合は通うつもりがある」といった強い意思を持って、準備して臨まないと危険だということです。

 

出典:出願から入試までの過ごし方 公立高校の前に私立高校を受ける際の注意点[高校受験] -ベネッセ教育情報サイト

プロフィール



「ベネッセ教育情報サイト」は、子育て・教育・受験情報の最新ニュースをお届けするベネッセの総合情報サイトです。
役立つノウハウから業界の最新動向、読み物コラムまで豊富なコンテンツを配信しております。

お子さまに関するお悩みを持つ
保護者のかたへ

  • がんばっているのに成績が伸びない
  • 反抗期の子どもの接し方に悩んでいる
  • 自発的に勉強をやってくれない

このようなお悩みを持つ保護者のかたは多いのではないでしょうか?

\そんな保護者のかたにおすすめなのが/
まなびの手帳ロゴ ベネッセ教育情報サイト公式アプリ 教育情報まなびの手帳

お子さまの年齢、地域、時期別に最適な教育情報を配信しています!

そのほかにも、学習タイプ診断や無料動画など、アプリ限定のサービスが満載です。

ぜひ一度チェックしてみてください。

子育て・教育Q&A