良好な親子関係が子どもの意欲アップに 高校受験生活のポイントを専門家が伝授
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7月に千葉県の亀田総合病院で開催されたイベント「医学部進学フェスタ2014」にて、トークセッションの司会を務めた、安田教育研究所の安田理氏。医大生4名によるトークセッションを通じて、学生たちにある共通点が見えてきたという。
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「努力は得意です」。これは、つい最近読んだ『東大教授』(沖 大幹著/新潮新書)にある一文です。トークセッションで4名の医大生の勉強に対する姿勢を聞いていて、この言葉がよみがえり「なるほど」と感じさせられました。
4人の学生の内訳は、東京大学、慶応義塾大学2名、東京慈恵会医科大学でした。1人は小学校のころから医師になると決めていたそうですが、あとの3人は高校1年、高校2年くらいに医学部受験を決めたそうです。全員が、高校2年生くらいからは毎日長時間猛烈に勉強したといいます。
さらに、彼らと保護者との関係が非常に良好である、ということも共通していました。4人のうち、1人は両親とも医師で、両親の働いている姿を見て、自然と自分も医師を志したと言います。1人は母親が看護師で、家に帰ってくるとよくその日のオペ(手術)の話をしてくれたそうです。自分が医学部を受験したのは、その影響があったと言っていました。さらにもう1人は、父親からこれから生きていくには何らかの国家資格を取得しておいたほうがいいとアドバイスをされ、それなら医者がいいかと考えたそうです。
高校受験生活を通じて、「努力することの大切さ」をお子さまには伝えていただきたいと思います。そのためには、親子がきちんと向き合えること、大人の視点からのアドバイスを子どもが素直に聞き入れられる関係であることが必要です。
皆さんも、ぜひお子さまと話し合える関係を作っていただき、学校選びなどでも大人の視点からアドバイスをしてあげていただきたいと思います。
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