センター試験、今年も難しかったらどうする? 大学受験のエキスパートが直前アドバイス

センター試験、今年も難しかったらどうする? 大学受験のエキスパートが直前アドバイス平均点が大幅に低下した昨年のセンター試験、今年はいかに? 大学受験のエキスパート・ベネッセ教育総合研究所の村山和生氏が、問題の難易度に振り回されないための心構えをアドバイスする。

 

***

 

数学と国語で苦戦した人が多かった昨年のセンター試験。ただ実際には問題が難しくなったというよりも、見慣れない問題形式、触れたことのない素材文が出たことが苦戦の理由です。今年は新課程に切り替わる直前の年。新課程で問われるような新しい傾向の問題が、出題される可能性はあります。過去の傾向から外れた問題が出ることがあるという点は、今のうちから認識しておきましょう。とはいえ、変化するのは聞かれ方であり、問われている力の本質はこれまでとそれほど変わりません。まずは今まで自分がやってきた学習で応用できるかどうかを冷静に考え、どうしても対処できないようなら、自分だけでなくみんなできないのだと考えるようにしてください。

 

ただし、この時期に新しい参考書に手を出したり、やったことのない問題集に手を付けたりするのは、定着せずに不安が増すばかり。絶対に避けてください。今から新しいことをやっても、まず点数としては反映できません。今までやってきた学習を、確実に漏れなく点数化していくことに焦点を絞り、今までやってきた過去問をもう一度解いたり、学校で受けた模擬試験や定期考査を見直したりする時期に充ててください。

 

またこの時期皆さんに改めてお願いしたいのが、「一問当たりに割ける時間」「自分なりのペース配分」を確認することです。そして、「○分取り組んで解けなければこの問題はあきらめる」という判断基準を明確にしてください。最後に必ず5分程度見直しの時間を設けるのも忘れずに。ごく当たり前のことではありますが、マークを正しい欄に付けているか、自己採点のもとになる自分の解答を問題冊子にメモしているかなどを、最終確認する時間は必要です。解答欄が一個ずつずれていて全滅になるような事例は、少なくないのです。

 

出典:センター試験直前! 昨年の失敗に学ぶ、難しい問題に振り回されないための心構えとは? -ベネッセ教育情報サイト

お子さまに関するお悩みを持つ
保護者のかたへ

  • がんばっているのに成績が伸びない
  • 反抗期の子どもの接し方に悩んでいる
  • 自発的に勉強をやってくれない

このようなお悩みを持つ保護者のかたは多いのではないでしょうか?

\そんな保護者のかたにおすすめなのが/
まなびの手帳ロゴ ベネッセ教育情報サイト公式アプリ 教育情報まなびの手帳

お子さまの年齢、地域、時期別に最適な教育情報を配信しています!

そのほかにも、学習タイプ診断や無料動画など、アプリ限定のサービスが満載です。

ぜひ一度チェックしてみてください。

子育て・教育Q&A