センター試験直前! 冬の必勝受験戦術を専門家が解説
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センター試験本番を間近に控え、既に出願先を決定した受験生も多いだろう。冬に向けてより具体的な受験戦術を立てるべきこの時期、出願を軸にした受験戦術について、ベネッセ教育総合研究所の村山和生氏が解説する。
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かつては、1月にセンター試験、2月中~下旬に私大入試の山場、2月末に国公立の前期入試という鉄板のスケジュールがありました。しかし、今は大学側がさまざまな入試方式を用意しており、スケジュールも立て難くなっています。出願校の入試日を具体的な受験スケジュールとして作成して見て、過度な連続受験にならないか、受験上のムリ・ムダがないかをチェックしましょう。
また、入試方式が多様化している私立大学では、同じ大学・学部でも入試方式によって難易度が違います。第1志望校をどの入試方式で受けるべきか、人員枠などを調べ、シミュレーションをしてください。その上で、まずは第1志望校の入試日程を決め、その日を軸として具体的な受験スケジュール、対策を立てましょう。
第1志望の入試方式を決めておくのは、冬の追い込みの時期に何をすべきかを明確にするためにも必要なことです。すべての教科をバランスよく勉強するのか、特定の教科に絞るのか、あるいはセンター対策を重視するのか、志望校の個別対策をスタートさせるのか……。第1志望校の入試方式に合わせた学習に集中することで、合格可能性を高めることは可能です。
現在の私大入試は、たとえば、センター利用方式でも、事前出願(センター入試前に願書を出す)と、事後出願(センター入試後、自己採点の点数を見てから願書を出す)とでは戦術が大きく変わります。特に私大入試では、出願するときにおさえておくべき情報が多いですから、受験生本人と高校の先生との間できちんとコミュニケーションを取り、学力が一番発揮できる形の作戦を考えましょう。
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