受験校選び「数字以上に学校の中身に関心を持って」と専門家
お気に入りに登録
高校受験本番はまだ少し先の話だが、そんな今こそ「学校選び」を真剣に行うべき! この時期だからこその正しい受験校の選び方を、高校受験のスペシャリスト、安田教育研究所の安田理氏に伺った。
***
マスコミなどで頻繁に大学合格者ランキングが扱われるため、いつの間にか「大学に合格させる力=私立高校の教育力」ととらえる保護者が多くなっています。実際に、前年春の大学合格実績が、翌年の志願者数にすぐ跳ね返る傾向が、このところ年々顕著になってきています。志願者数に響くとなれば、学校側(公立高校も私立高校も)も、難関大学に合格させることに力を入れざるを得えません。
実際に、学校説明会では「国公立大・早慶上智大に60%合格させます」「国公立大・最難関私大に現役合格をめざします」といった勇ましいマニフェストを発表する学校が多くなってきました。
難関大学に行くこと自体は意味のあることですし、それは私も否定しません。しかし、高校は大学への「通過点」としてではなく、在学する3年間そのものに大きな意味があるということを押さえていただきたいと思います。
それに、お子さまの学校生活が充実したもの、いきいきとしたものになるかどうかは、難関大学合格者数や偏差値という数字からはわかりません。それは本人、保護者がその学校の中身を知ることでしか判断できません。
数字以上に学校の中身に関心を持ってほしいというのは、お子さまにいきいきとした学校生活を過ごしてほしいからです。数字からはわからない中身を知るためにも、実際に学校に足を運んでいただきたいのです。
みんなが読んでる!おすすめ記事
- 「○○さんと同じクラスにしてほしい」と先生に頼むのは、わがままでしょうか?[教えて!親野先生]
- 2009年度入試で何が問われたか<算数>
- 進路が決まらない!そんな時に、高校生と保護者がやるべきこと【体験談あり】
- 2012年度入試問題 学校別分析3 【武蔵中、駒場東邦中、栄光学園中】[2012年度入試で何が問われたか<算数> 首都圏上位10校の問題を徹底分析 第4回]
- クラス替え 仲のよい友達とクラスが分かれて元気がない我が子…何と声をかける?
- 受験はお子さま主導型で[2012年度入試で何が問われたか<算数> お子さま主導型で成長を実感できる算数 第1回]
- 小学校のクラス替えはどう決める?保護者の要望は通る?元小学校教員に聞いた
- 2009年度入試で何が問われたか<理科>
- 入学式にどんなバッグを持っていけばいい?サブバッグは?持ち物とマナーを知っておこう