常識的な言葉を知らず、読解問題で間違った解釈をする小5男子を嘆く保護者

常識的な言葉を知らず、読解問題で間違った解釈をする小5男子を嘆く保護者読解問題では保護者も驚くような解釈をして正解できない、大ざっぱな性格の小5男子を持つ母親からの悩みに、平山入試研究所の小泉浩明氏が答える。

 

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【質問】
国語の読解問題が苦手です。説明的文章だと「え~」と言いたくなるような間違った解釈をします。常識的な言葉を知らないことも多く、辞書で調べるのを面倒くさがります。(小5男子の母親)

 

【小泉氏からのアドバイス】
「説明的文章だと保護者が『え~』と驚くような間違った解釈」をしてしまうことや、「常識的な言葉を知らないことも多い」ことなどから、読解問題を苦手とするのは、語彙不足によるものだと思われます。B4で1枚程度の問題文の中に、知らない言葉が4、5個もあるといくら読解力があっても正しく読むことは困難です

 

対策ですが、入試に頻出の熟語や慣用句をまとめてある単語集を購入して、1冊仕上げることをおすすめします。毎日15分から20分程度、時間を決めて言葉を覚える勉強を始めてください。1日にやる時間はわずかですが、毎日欠かさず勉強していくと3か月程度で目に見えて効果が出てくると思います。効果が出てくればやる気も違ってきますから、言葉の勉強もそんなにつらいものではなくなってくるでしょう。

 

語彙が増えた分、知らない言葉が出てくる頻度が少なくなるので、知らなかった言葉を辞書で調べるのも楽になります。「単語集で覚える」→「覚えた言葉を文章の中で確認する」→「文章中の未知の言葉が減る」→「未知の言葉だけ辞書で調べる」という作業を進めていけば、半年から1年の間に見違えるほどの語彙力が付いてくると思います。

 

難関中学校の入試問題では、説明的文章は長く、かなり難しい言葉が注釈なしで出てきます。こうした学校を志望するなら、言葉に関する知識を増やしていくことがますます大切だと思われます。

 

出典:説明的文章では、保護者が「え~」と驚くような、間違った解釈をしてしまいます。[中学受験] -ベネッセ教育情報サイト

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