あてずっぽうの選択問題はたいていハズレ! 「国語は論理で解く」のが正解

算数は抜群にできるが国語は苦手、という子どもは案外多い。わんぱくで強気なタイプの小6男子を持つ母親からの悩みに、平山入試研究所の小泉浩明氏が答える。

 

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【質問】
国語では選択問題ができない。絶対に違うものを選び、どうしてそれを選んだのか説明できないことがある。熟語、漢字の意味を知らない。慣用句、ことわざを知らない。長文の記述も一発で書こうとする。一方、算数は驚くほど得意。 解答用紙がそのままイメージとして暗記できるらしく、テストが終わって模範解答を見た瞬間、自分の点数がわかる。暗算も独自の方法でする。(小6男子の母親)

 

【小泉氏からのアドバイス】
子どもの国語力を強化するには、「論理的な読み、解き」「解法の手順の習得」「語句に関する十分な知識」「徹底した復習」が必要です。

 

どんなに素質のある子どもでも、語句が足りなければ、国語の点数は絶対によくなりません。語句を増やすには、読書の習慣や、漢字の勉強など、毎日積み重ねる学習が大切です。

 

「選択問題で絶対に違うものを選び、説明できないことがある」のは、感覚であてずっぽうに選んでいる証拠。「国語は論理で解く」ことを実感させましょう。「解法の手順の習得」もできていないようです。長文の記述にも、書くための手順やコツがあります。例えば、何を、どこまで書くかなど、事前に文の構造を決めてから書くことが大切です。

 

さらに気になる点は、「暗算も独自の方法でする」というところです。自分の方法にこだわる頑固な一面があるのかもしれません。

 

必要なのは
●語句の勉強を毎日コツコツ行う 
●問題文を論理的に読み、問いに論理的に答える
●選択肢の解法や記述の書き方など、問題を解く手順を学び自分のやり方に取り入れてみる
●復習を徹底する

こと。以上のことを実行できれば、国語の点数は必ず上がると思います。

 

出典:算数はすべて得意なのに、国語は語句に対する知識不足で選択問題さえできない[中学受験] -ベネッセ教育情報サイト

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