朝家事リストが効率のよい1日を作る！　家事をルーティン化しよう

毎日こなさなければならない家事。
やらなければいけないことが多すぎて、あたふたしているうちに結局やり忘れが出てしまうということもあるのではないでしょうか。

家事をリスト化して朝の時間を効率的に使うことで、スムーズな1日を過ごせます。
こちらでは、朝家事リストの作り方と家事を効率よくこなす方法について解説しています。

毎日やるべき家事とそうでない家事を分ける

家事の項目は本当にたくさんあります。
同じ洗濯でも、靴下の汚れは手洗いしないと落ちないものもありますし、子どものスケジュール管理や調味料の詰め替えなど、細かいものを入れたら150項目以上あるのだとか。

こうした家事を1日のうちにすべて終わらせることは不可能に近いですし、基本的な家事だけでもしっかりやろうとすると1日が終わってしまいます。
無理なく、かつ効率的に家事を進めるには、毎日やらなければならない家事と、毎日ではなくてもよい家事を振り分けるのがベスト。
さらに毎日やる家事をリスト化して、朝の時間を有効に使ってこなすことで、ゆとりのある1日を過ごすことができます。

リスト化するには、まず必要な家事の洗い出しから始めましょう。
食事の準備、お風呂掃除、トイレ掃除、リビングの掃除、玄関の掃除、食材の買い出しなど、細かいものも思いつく家事はすべてリストアップします。
このときは、衣替えなど季節ごとの家事や、靴洗いなど毎日やらない家事もすべて洗い出してください。
すべて出したら、それぞれの家事の中でも毎日やるべきことと、そうでないものを分けていきます。

ここで大切なのは、マストな家事をできるだけ少なくすること。
「しっかりやりたいから」とマストな家事を増やしてしまうと、結局慌ただしい毎日になってしまいます。
できるだけシンプルにすることで心身ともに余裕が生まれ、ひとつひとつの家事を丁寧にこなせるので、マストな家事は少なくなるように考えましょう。

マストな家事をルーティン化して順にこなす

家事の振り分けと絞り込みが終わったら、マストな家事をリスト化して、家事ルーティンとして毎日こなします。
おすすめなのは、できるだけ朝のうちに家事を済ませてしまう方法です。
朝は慌ただしいので家事をしっかりやる時間がないという人もいると思いますが、早い時間に済ませてしまうほうが残りの時間にゆとりを持って過ごせます。

朝行う家事としては、朝食作り、洗濯（干すのも含む）、朝食の片付け、各所の掃除などが代表的です。
朝食作りは週末や前日の夜に作っておけば、パンやごはんを用意して5分もかからずに完成します。
和朝食であれば、前日の夕食に味噌汁を多めに作っておき、翌朝にも出してしまいましょう。
朝食作りやお弁当づくりを簡素化できれば、朝家事の負担が大きく軽減します。

◆朝家事効率化のポイント◆

・食事の支度をできるだけ簡素化する
・家族が準備をしている間に家事を進める

「ながら家事」で気になるところをきれいに保つ

1日を通して家事を考えた場合、どうしてもボリュームが出てきてしまうという人もいるでしょう。
家事のボリュームは「ながら家事」で軽減することができるので、ぜひ実践してください。

ながら家事は、その名の通り「何かをしながら家事をこなす」こと。
例えば、トイレで用を足したついでにトイレの便器を掃除する。
お風呂に入ったときに、ついでにお風呂掃除もしてしまう……といった具合です。

キッチン掃除なら、洗い物のついでにシンクや蛇口を一緒に掃除してしまいます。
コンロの掃除は本気でやろうとするとかなりのボリュームになるので、キッチンを片付けるときに、シンク用のワイパーなどで軽く拭きます。

洗面所のタオル交換をする際は、タオルで洗面所周りを拭いてしまい、そのまま洗濯機に入れて洗濯してしまう。
夕食を作るときに翌朝の朝食も作ってしまう……というのもながら家事のひとつです。
食事の支度におけるながら家事は、効率化にとても活躍してくれます。
作り置きというと、週末に数時間かけて常備菜を作る人が多いですが、週末にはそれ以外にもこなさなければならない家事がたくさんあるので、休息のための週末が家事で終わってしまいかねません。
週末にしっかり掃除したい人は、作り置きは平日にちょこちょこ行うほうが効率的です。
特に朝の時間を有効に使うために、翌日の朝食は前日のうちに準備してしまうことをおすすめします。