本命はどこ? 併願に私立を受験する場合の注意点とは?
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高校受験の受験校選定にあたり、特に併願校に私立を検討されている家庭も多いだろう。学校によっては、保護者が合同相談会に参加したり、子どもの成績を持参して相談したりするケースもある。今後ますます保護者の関与が重要になっていくと予想される私立高校受験。受験タイプ別の注意点を、安田教育研究所の安田理氏に聞いた。
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●私立が第1志望で、他の私立、公立も受験する場合
このパターンの受験生は、かなり多くの校数を受験します。注意すべき点は以下です。
・難関校ばかりを受験しがちになるので、必ず安全校を用意する
・難関私立ほど入試問題が個性的。取り組みの負担が大きいことを覚悟する
・受験は数を撃てば当たるものではない。どこが本命なのか、対策の中心を明確にする
●公立が第1志望で、私立は「併願優遇」で受験する場合
全国的に75~80%の受験生が公立を志望しています。2012年11月に発表された、埼玉県の「中学校等卒業予定者の進路希望状況調査」の結果でも、全日制高校進学希望者のうち81.9%が公立志望者でした。このパターンの受験生は多数います。この場合の注意点は次のようなことです。
・推薦入試と同様の出願基準(調査書の成績)がある。推薦入試もある私立は、その出願基準より高くなるケースが多いので注意する
・「併願優遇」の場合、私立はその高校しか受験できない。公立に不合格だった場合は必ず入学する
●公立が第1志望で、私立は何校か受験する場合
何の制約もなく受験するパターンです。公立が第1志望であっても、私立を挑戦校、確実校、安全校といくつ受けてもいいわけです。12月以降に成績が急激に伸びる受験生もいますから、挑戦校にもチャレンジするくらいの意気込みのほうが、公立に関してもよい結果を得られるケースが多いように感じます。ただし、必ず1校は安全校を受験してください。
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