中学入試における1月受験の重要性と子どもへの正しい接し方

季節はまだ暑さ厳しい夏。受験本番まではまだ数か月あるが、年を越えて中学受験が始まった際の出願方法などについて、宮本算数教室を主宰する宮本哲也氏が解説している。

 


中学入試における1月受験の重要性と子どもへの正しい接し方

 

宮本氏は、1月入試の段階で数校出願することを勧めている。埼玉や千葉では1月に受験がスタートするが、もし住んでいる地域がこれらの学校に通うことが困難な場所だとしても、受験することの重要性は高いそうだ。その理由は以下の通り。

 

「模試と実際の入試では、緊張感がまったく違います。また、その年度の『流行の問題』のようなものがある場合もあり、それを少しはつかめる可能性もあります。風邪をもらってきてしまうのではと心配する保護者の方がいますが、風邪に感染する可能性は受験会場だけにあるのではありません。もしも風邪をひいて受けられない場合も考えて、1月は2校出願しておくことをおすすめします」
宮本氏はまた、受験シーズンにおける子どもとの接し方についても解説。キーワードは、“共感”だ。

 

「お子さまの喜怒哀楽すべてに共感してあげてください。うれしい、楽しいに共感することは、これも大事なことではありますが比較的簡単です。しかしぜひ、悲しい、つらい時にこそ共感してあげてください。『つらいね』『大変だね』と気持ちをわかってあげてください」
子どもがつらい時に一番してはいけないことは、「がんばれ」と励ますことだそう。子どもの気持ちに寄り添い、共感すれば、子どもは自分から立ち直ると同氏は分析している。

 

出典:お子さまの気持ちに寄り添って <算数> -ベネッセ教育情報サイト

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