入試の遅刻理由で多いもの、実は〇〇だった! 入試前日と当日の過ごし方
入試においては保護者の笑顔が最大の応援になるという。当日はがんばってきた子どもに言葉をかけたり、手を握ったりして送り出したいものだ。どうしても緊張し、焦ってしまう入試本番。心の負担を軽減し実力を発揮するために、前夜や当日はどのような心構えで過ごせばよいのだろうか。安田教育研究所の安田理氏に、注力すべきポイントをうかがった。
前日には、まず持ち物を確認します。受験票・筆記用具などと並んで重要なのは防寒対策です。席によって暖房の温度がかなり異なるので、調節できるよう着脱しやすい服装にします。ポケットには携帯カイロを入れ、握って指を温めましょう。ポットの温かい飲み物があれば、休憩時間に体を温め、神経を休めてくれます。風邪予防のマスクも必需品です。
もしも忘れ物をしても家に戻ってはなりません。学校へ行きさえすれば受験できます。念のため、受験番号は書き出して控えておくとよいでしょう。
勉強面の最終チェックは「過去問」の見直しです。問題量、記述or選択式、問題の配列、解答は漢字指定か……。これらを確認できているだけでも、いざ本番という時に焦らないですみます。ここまで終わらせたら、前日は早めに就寝してください。
さて、いよいよ当日です。余裕をもって行動しましょう。朝起きたら、まずは交通機関の運行情報の確認です。万一の場合には別ルートで急がねばなりません。公共機関の遅延による遅刻の救済措置は、車には適用されないので、車の使用は控えます。
また、友達との待ち合わせは厳禁です。実はこれこそがいちばん多い遅刻理由です。待つ時間のヤキモキが、試験開始後も続いてしまっては大変です。