学校案内から学校の考えを理解する時のキーは「ページ分配」
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子どもの将来を左右する中学受験。志望校が一体どういう学校なのか、それを知るために重要となるのが「学校案内」だ。しかし、学校案内といっても、ただ読むだけでは、なかなかすぐに理解出来ないことも多いという。それでは、いかにして読み解けばいいのだろうか? 森上教育研究所主宰・森上展安氏は、こう解説する。
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「志望校の学校全体の方針は、学校案内を熟読しても、なかなか理解することは難しいようだ。教育理念や教育目標などを誰にでもわかるように図に表わしてくれる学校もあるが、伝統的な文章で外部の人にはわからない表現になっている場合は、わかる人は少ないと思う。できれば、伝統的な教育理念を理事長先生や校長先生の言葉でわかりやすく解説してくれるとよいが、そうでなければ、ほかのページに書いてある内容から類推するしかない」
だからといって手をこまねいているわけにもいかない。森上氏は、「ページ数」に着目すべきだと語る。
「学校が学校案内を作成する際には、まず、全体のページ数を決め、各項目にどれだけのページを割くかを検討する。学校としては自信のある強みは強調したいため多くページを割くが、弱みにはページを割かないことが考えられる。もちろん、強調したい項目は同じでも、内容は学校ごとにまったく違うことだと思うので、次は、その内容が、『我が子に合うか』『家庭文化に合うか』ということで志望校とすべきかどうかを検討する」
その際に分類する例として、森上氏は以下を挙げ、これらに何ページずつ割かれているかを分析し、その学校の姿勢を見るとよいと提案する。
(1)教育理念・ビジョン・教育方針・校風概要・教育目標
(2)理事長・校長・その他幹部の先生のあいさつ
(3)教育内容:学力指導とその特徴(カリキュラム、時間割、補講を含む)
(4)教育内容:人間力指導とその特徴(行事、クラブ活動、生徒会活動を含む)
(5)教育内容:学力指導と人間力指導の融合したもの(キャリア教育を含む)
(6)教育内容:学力指導と人間力指導の結果(合格実績、合格体験談を含む)
(7)校風(入学後の学校生活イメージを含む)
(8)その他:総合的な学校イメージ(施設、校内環境、制服、沿革を含む)
(9)その他:我が子に合った学校か(キャッチフレーズを含む)
(10)その他:入試関係、アクセス・文化祭や学校説明会のお知らせ
(11)その他:イメージ・写真のみ、目次
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