愛知県 高校入試制度・出題傾向(平成23年度)

愛知県の公立高校入試制度(平成23年度)

内申書情報一般入学推薦入学
内申点は中三の成績のみが対象で、9教科がそれぞれ5段階で記入され、その合計を2倍したものとなる(90点満点)。一般入学では、美術科では美術、音楽科では音楽など、学科によって特定教科の評定を1.5倍する傾斜配点が行われる。

学力検査は実施日が異なるA、B2つの高校グループごとに行われ、2校まで受験が可能。高校ごとに、第一志望、第二志望問わず受験者全員に内申点(90点満点)と学力検査点(5教科100点満点)のそれぞれで校内順位をつけ、上位から合格者を決定。傾斜配点を実施している高校・学科(コース)もある。推薦入学は中学校長の推薦が必要で、すべての高校・学科で実施。内申書などの書類審査と面接、一部の学科で実施されている特別検査で合否が決まる。合格者数は募集人員の10~45%程度で学科により異なる。

愛知県の公立高校入試傾向(平成23年度)

英語
入試傾向
英語での記述式の問題が約5割をしめる!
Aグループの大問1は文法・英作文で、Bグループは英作文。両グループともに、大問2は長文読解、大問3は対話文読解。リスニングの出題もあった。両グループとも、大問1は対話文に適切な語句を補充する英作文が出題され、大問3は本文の空所に適切な英文を補充する問題が出た。
過去3か年はこれが出た!
数学
入試傾向
平面図形と空間図形で、相似を使う問題が出た!
大問1はA・Bグループ共に小問集合。Aグループの大問2は関数、数と式、平面図形、大問3は確率、関数、大問4は平面図形、空間図形。Bグループの大問2は数と式、空間図形、関数、平面図形、確率、大問3は平面図形、空間図形の問題だったよ。
過去3か年はこれが出た!
国語
入試傾向
選択式の問題が大半を占める!
Aグループは大問1が随筆、大問2が小説、大問3が漢字、大問4が古文、Bグループは大問1が説明的文章、大問2が随筆、大問3が漢字・国語知識、大問4が漢文の出題だったよ。両グループとも選択式の問題が大半を占めているが、字数の多い記述式の問題が1問ずつ出ているよ。
過去3か年はこれが出た!
理科
入試傾向
A・Bグループともに作図問題が出た!
A・Bグループともに、物化生地から各1問と2つの分野を含む問題が2問出たよ。作図問題はしっかり考えさせる問題で、Aグループは4地点の柱状図から5地点目の凝灰岩の層を塗る問題、Bグループは直方体のガラスに当てた光が空気中に出ていくまでの光の道筋をかく問題だった。
過去3か年はこれが出た!
社会
入試傾向
組み合わせの選択肢が特徴だ!
A・Bグループとも大問1は歴史、大問4は地理、大問5・6は公民で、Aは大問2・3は融合(地理・歴史)、Bは大問2は歴史、大問3は地理が出題されたよ。A・Bともに、解答を組み合わせた選択肢を選ぶ問題が多い。複数の資料を読み取って答える問題も出題されたよ。
過去3か年はこれが出た!

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