【回答:鳥居りんこ】志望校選び

「中学受験は親子の受験」とも言われ、保護者のかたの役割はとても大きいもの。受験準備が進むにつれて、心配事や気がかりもいろいろ出てくるでしょう。よくある相談事例について、専門家の先生がたや、合格家庭の先輩保護者のアドバイスを集めました。

子どもに合う学校の見極めポイントと、自宅学習について

子どもに合う学校の見極めポイントと、自宅学習について

子どもに合う学校は、親が良いと思う学校か、子どもが気に入る学校か、見極めのポイントは何でしょうか。また、勉強量を増やすための自宅学習は何をさせればよいのでしょうか。
第一志望は熱望校になるので、基本的に子どもが気に入った学校でなければ意味がないと思います。親に言われてやるのではなく、自発的にそこに向かって走り抜けられるように親も応援してあげてほしい! 第二志望校以下ははっきり言って子どもは目もくれていないでしょう。心は第一志望校でいっぱいのはず。それが正しい道だと私は思います。でも、だからこそ、万が一を考えて親は第二志望校以下を真剣に考えてほしいです。「まさか」の「まさか」がないように、ここなら安心してわが子を託せるという魅力的な学校を親が選んでください。
特に首都圏の場合は、2月の4日目以降の受験校を真剣に考えてくださいね。「まさか」が起こったときにも、わが子に笑顔で「実はこういう素晴らしい学校をご用意しておりました!」と宣言できるように! 用意周到なご家庭には「まさか」が起こらないものです。
見極めのポイントは「風を感じる」に他ならない。わが家の教育方針に合致しているのか、わが子に合っていると思えるか、そんな「風」を現地で感じてほしいです。

「勉強量を増やす」? 塾であれだけ拘束されて、自宅でも復習だけでいっぱいっぱいになる毎日なのに、それ以上増やすつもりですか? 無理無理! かえってできなくなるからやめときましょう。中学受験はアメとムチ。適度に使い分けながらが鉄則です。

プロフィール



人気サイト「湘南オバさんクラブ」主宰。自らも母として中学受験を経験し、1000人以上の中学受験生の母親たちの「不安」や「迷い」に対する、りんこさん流「元気になるアドバイス」が大人気。ブログは、情報サイト「オバケット」で。

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