千代田区立九段中等教育学校の平成21年度入試報告会
高木克校長先生から
人間的に深みのある生徒に入学してほしい
本校は「確かな学力の定着」と「豊かな人間性の育成」を柱に教育活動を行っています。活動の主体である生徒のモチベーションをどう上げていくか考えながら、教育課程検討委員会や行事検討委員会で改善を進め、難関国公立大学、国公立大学医学部にも対応できるカリキュラムを組んでいます。
しかし、本校では「勉強だけできればいい」という生徒は求めていません。学力だけでなく、人間としての思いやりの心がある生徒、人間的に深みのある生徒に入学してもらいたいですね。
※「高」の字の正式表記は「はしご高」です。
編集室から
学校の教育理念を理解することが大事。家庭での会話も重要!
九段中等教育学校では平成21年度、検査時間や報告書の内容が変わっただけでなく、これまであまり出たことのない算数力を見る問題や、初めての聞き取り問題が出されました。公立中高一貫校は歴史が浅いため、適性検査の出題傾向が前年と変わる可能性はおおいにあります。適性検査問題は学校の教育理念が反映されるものなので、その学校がどんな子どもを求めているのか、入学後の6年間でどんな生徒を育てていくのかを理解しておくことが大切といえそうです。また、家庭での会話はやはり重要! 机の上での学習だけでなく、日頃からさまざまなことに関心をもち、自分の意見を自分の言葉で伝えられるようにしておきましょう!
※九段中等教育学校の適性検査は学校のホームページ(http://www.kudan.ed.jp/kensa/tekiseimondai.html)で公表されています。