得意・不得意教科をつくらずまんべんなく勉強。総合力をつけて見事合格!

東京都立武蔵高等学校附属中学校は2008年に開校。都立武蔵高等学校の「文武両道」の気風を受け、勉強はもちろん、行事や課外活動にも力を入れています。知的好奇心が強く、単なる「エリート」ではなく「リーダー」の育成を主眼とする同校へ2009年に入学した鈴木雄大さんとお母さまに、受検を決意した決め手や受検にまつわるエピソードを語っていただきました。(2010年1月14日更新)


profile
鈴木雄大(すずき・ゆうだい)さんとお母さま・悦子さん、妹・美菜子さん(小5)、桃子さん(小2)

2009年4月、東京都立武蔵高等学校附属中学校に入学。小さい頃から柔道、水泳、ボーイスカウトなどに積極的に取り組んできました。中学校では、小学生のときからあこがれていた硬式テニス部に所属。新たなスポーツにチャレンジしています。

受検を決めたいきさつを教えてください。

雄大さん

5年生の1月頃まで受検は全く考えていませんでしたが、中学校で硬式テニスをやりたいと思って調べてみると、地元の公立中学校には硬式テニス部がなく、武蔵中学にあることがわかり、公立中高一貫校に興味をもちました。自宅から通学できる範囲の学校は2校ありましたが、テニス部があること、交通の便が良いこと、自然科学に力を入れていることの3点が大きなポイントとなり、5年生の2月頃に武蔵中学の受検を決めました。理科や社会が好きな自分に合っていると思いました。


お母さま

最初、親としては中学受検を考えてはいませんでした。でも、子どもが興味をもち、やる気があるのなら公立中高一貫校に進学するのもいいかと思いました。武蔵中学は自宅から近いといっても、45分の電車を含めて通学に70〜80分もかかります。「この学校に行きたい」という強い気持ちがなければ入学してからつらいと思い、学校のことをよく知ろうと思いました
学校での説明会や見学会・文化祭はもちろん、ベネッセや他の塾主催で武蔵の先生がお話しをされる説明会を探して、何度も話を聞きました。勉強や部活動において6年間一貫で力を伸ばせるというだけでなく、「これからの世の中に本当に必要な人材を育成して行くんだ」という先生達の意気込みと、その実践である「地球学」などのカリキュラムの内容に心から惹かれました



どんな受検対策をしましたか?

雄大さん

受検を決めるのと同時期に塾に通い始め、6年生の4月からはベネッセの教材と塾の二本柱で受検対策を進めていきました。受検が近づいてきた冬休みくらいから、それまでの勉強に加えて過去問に取り組みました。過去問の解答はあくまでも「例」なので、答えに迷ったときやわかりにくいときは、母と話し合ったり、同じような問題の解答を参考にしました。テキストには直接書き込まないでノートにやっておいて、まちがえた問題は付せんをつけて、理解できるまで何度もくり返して解きました。いろいろな種類の問題を解いて、どんな問題にも対応できるように勉強しました。


お母さま

雄大は自分ひとりで計画的に勉強を進められるタイプだったので、私は丸つけをするぐらいの関わりでした。丸つけといっても、適性検査は単純に○や×をつける問題ではないので、私自身も教材や解答例をじっくり読みました。そして、考え方が合っていても出題者が求めている解答になっているかどうかをチェックし、コメントをつけたりしました。丸つけをしていると、得意不得意や間違えるパターンがだんだんわかってくるので、受検の直前には苦手な傾向の問題を探してくるなどのフォローをしました。
また受検を控えていても、本人がやりたいと思うことはけじめをつけてさせました。ボーイスカウトの夏・冬のキャンプ、高尾山の初日の出登山にも参加しました。暑さや寒さの中で頑張った経験や受検直前のメリハリの効いた生活によって集中力が増し、受検にもプラスに働いたのではないかと思っています。



プロフィール



「進研ゼミ小学講座」は2020年新課程に対応して、リニューアル。基礎から応用までの学力向上はもちろん、自ら学ぶ姿勢を身につける。
学んだ知識を使って、自分なりの答えを導き出す。そんな体験を繰り返すことで、「自ら考え表現する力」を育んでいきます。

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