過去問で適性検査の傾向に慣れ、模試で本番の雰囲気に慣れる。教材と模試を徹底活用して合格!

受検が近くなってきた頃の勉強は?

朋子さん

9月から12月にかけて、2008年に出題された全国の公立中高一貫校の過去問が載っている分厚い問題集に取り組み、集中的に過去問題を解きました。時間を気にせずに最後まで解いたら、制限時間45分の問題に3時間くらいかかったこともありました。問題集を全部やり遂げたときにはすごく達成感がありました。


お母さま

最後まであきらめずに取り組むことで、難しい問題でもすぐあきらめずに辛抱強く考える姿勢が身につきましたね。この姿勢は中学での勉強にも生かされていると思います。また、苦手分野の復習として1月には模試でまちがえたところだけを全部やり直しました。何が不安要素になっているかが明確だったので、受検直前の不安を解消するのに役立ちました。



専用ノートを用意して、市販の問題集から苦手な問題だけをピックアップして解きました。


受検当日のことを教えてください。

朋子さん

適性検査問題で資料の読み取りが出なかったのは驚きでした。印象に残っているのは作文の問題です。炊きたてのごはんがお茶わんに盛られている写真が1枚あり、「この写真を見て考えたことをわかりやすく書く」というものでした。最初は食料自給率や家族の団らんをテーマに書こうかと考えましたが、「それは他の人も書きそうだな、人と違うことを書こう」と思って日本人とアメリカ人の平均寿命について書きました。「日本人はお米をたくさん食べるから寿命が長く、アメリカ人はお米ではなくお肉をたくさん食べるから日本人に比べて寿命が短い」という内容です。


お母さま

桜修館中等の適性検査問題は、資料の読み取りが多いと聞いていたので、本人としても意外だったようです。試験会場の外で待っていた私の顔を見るなり「資料の読み取りが出なかった!」と言いましたから。作文は人と違うことを書くこと自体が良いか悪いかはわかりませんが、そう考えられる余裕があったということかなと思います。作文は作文対策用の教材のおかげで得意になったので、3つ上の兄にもやらせてみました。参考になったようですよ。



受検を振り返っていかがですか?

朋子さん

今振り返ると、教材にあれこれ中途半端に手をつけるより、やることを絞って確実にやり抜いたのが自信につながったと思います。模試などで成績が悪くても、それを引きずらずに「次はがんばろう!」と気持ちを切り替えるようにしたのも良かったです。


お母さま

子どもの成績や模試の結果を見ると、どうしても一喜一憂してしまうと思います。良かったところはほめ、できなかったところは「本番までにわからないところが見つかって良かった」と考えて、弱点をつぶすことに集中したことが本人の自信になったと思います。



プロフィール



「進研ゼミ小学講座」は2020年新課程に対応して、リニューアル。基礎から応用までの学力向上はもちろん、自ら学ぶ姿勢を身につける。
学んだ知識を使って、自分なりの答えを導き出す。そんな体験を繰り返すことで、「自ら考え表現する力」を育んでいきます。

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