「エコカー」から日本の環境問題や科学技術を考える

適性検査ではこう問われる

エコカーについての資料を読み解き良い点・問題点などを述べる


環境問題は、公立中高一貫校の適性検査でよく出題されるテーマのひとつです。
例えば、2008年度千葉県立千葉中学校の一次検査 適性検査1-1では、「バイオ燃料」に関する問題が出題されました。ブラジルのサトウキビの生産目的別の量とエタノールの生産量の移り変わりのグラフなどを参考に、バイオ燃料の良い点・問題点を考えるものです。バイオ燃料に限らず、ハイブリッドカーや電気自動車に関してもこうしたグラフをもとに、良い点・問題点を考える問題が出ることが予想されます。


親子でやってみよう

家庭で使っている車などとエコカーを結びつけ、環境問題について考える


ひと目で燃費がわかる「燃費計」エコカーは、環境問題について家庭で考える絶好のテーマです。自動車会社のホームページには、各車の燃費や二酸化炭素排出割合などが載っていますので、それを参考にしながら、「二酸化炭素の排出量はどれくらい変わるか」を比較したり、「減税や補助金でどれくらいオトクになるか」を確かめたりするとよいでしょう。

家庭で自動車をおもちの場合は、もしもわが家の車をエコカーに買い替えるとしたら何がよいか、乗りやすさや安全性、スタイルなどの他に、こうした環境問題への影響も考慮して家族で話し合ってみてください。その他、例えば、家族でドライブの際、どのくらいの距離を走るとどのくらいガソリンが必要なのかを計算してみて、燃費に興味をもつきっかけにするのもオススメです。最近は、ひと目で燃費がわかる燃費計も開発され、搭載されている車も多いので、活用するのもよいでしょう。


プロフィール



「進研ゼミ小学講座」は2020年新課程に対応して、リニューアル。基礎から応用までの学力向上はもちろん、自ら学ぶ姿勢を身につける。
学んだ知識を使って、自分なりの答えを導き出す。そんな体験を繰り返すことで、「自ら考え表現する力」を育んでいきます。

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