「エコカー」から日本の環境問題や科学技術を考える

※2009年9月現在の情報に基づいた記事です。

環境問題は、公立中高一貫校の適性検査でもよく出題されるテーマです。2009年には、その環境問題に関連して、排出ガス規制や燃費の基準値をクリアした「エコカー」の普及をねらった減税や補助金制度が注目されました。実際に自動車の買い替えをご検討されたご家庭も多いのではないでしょうか。今回は、そんなエコカーから、環境問題などについて考えてみましょう。


クイズde基礎知識

「ハイブリッド」ってどういう意味?
世界で初めて電気自動車が開発されたのはいつ?


Q1

環境にやさしいエコカーのひとつに、ハイブリッドカーがあります。「ハイブリッド」ってどういう意味?


A. 性能がきわめて優れている
B. 環境に対する貢献度が高い
C. 2つ以上のものが組み合わさった


A1 正解は 「C. 2つ以上のものが組み合わさった」 です。

「ハイブリッド」という言葉自体には、環境にやさしいという意味はありません。もともとは「2つ以上のものが組み合わさった」という意味で、ハイブリッドカーの場合は、ガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせることで、排出ガスを少なくするなどのメリットを生み出しているのです。


Q2

2009年4月から始まったエコカー減税。排出ガス規制などの基準をクリアすると、重量税は最大どれくらい免除される?


A. 100%
B. 80%
C. 50%


A2 正解は 「A. 100%」 です。

エコカー減税は、正式名称を「環境性能に優れた自動車に対する自動車重量税・自動車取得税の特例措置」といい、一定の基準をクリアした自動車の重量税と取得税を免除または軽減するものです。その割合は車両総重量などの条件によって異なり、重量税も取得税も、最大で100%免除されます。(重量税は2012年4月30日までに車検を受けた車両に、自動車取得税は2012年3月31日までに登録・届け出された車両に適用されます。)


Q3

2010年には一般向けの販売も開始される予定の電気自動車。世界で初めて開発されたのはいつ?


A. 1870年代
B. 1960年代
C. 1990年代


A3 正解は 「A. 1870年代」 です。

電気自動車というと最近開発されたもののように思われがちですが、実はガソリンエンジンの自動車よりも数年早く、1870年代にイギリスで初めて開発されたと言われています。(諸説あります。)当時は、走行距離が短いことなどから次第に姿を消してしまいました。しかし、その後の技術の進歩や、ガソリンエンジン車の排気ガスによる環境への影響が問題視するなか、注目されるようになりました。


Q4

サトウキビやトウモロコシなどを原料とするバイオ燃料。これを燃料とする車には、どんな利点がある?


A. 費用が安い
B. 燃費がいい
C. 二酸化炭素の排出量を抑えられる


A4 正解は 「C. 二酸化炭素の排出量を抑えられる」 です。

バイオ燃料車は、サトウキビやトウモロコシなどの植物を原料とする燃料を使用する車です。植物は光合成の際に二酸化炭素を吸収していますから、全体として、発生する二酸化炭素の量を抑えることになるといわれています。また、石油などの天然資源を使用しないという利点もあります。その一方で、原料作物の価格の上昇や人体に有害なアルデヒドが発生するなどの問題点も指摘されています。



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