算数「数の性質」[中学受験]

問題3
整数AとBをかけても、Aに1をたした数とBから2をひいた数をかけても180になります。
このとき、Bは    です。
(青陵中 2007年 2回 B)
<問題3の考え方と答え>
この問題も発見してしまえば簡単(かんたん)ですよね? 問題文を式で表すとこうなりますね。
    A × B =(A + 1)×(B − 2)=180
まず、180を整数のかけ算の形に直します。
もれなくすべて書き出してくださいよ。

  

この18個の整数は180の約数すべてです。
すべてが(約数)×(約数)になっているんですから、

(約数 + 1)→ 約数、(約数 − 2)→ 約数 となる組み合わせを見つけ出してください。

ひらめきましたか? 見つかりましたか?
    (9 + 1)×(20 − 2)= 180  でした。
(答え) 20

ちなみに、
「180の約数で3番目に大きい数は何ですか?」といった問題もよく出題されます。

これは、上で表したかけ算の3番目、「3 × 60」に注目して、
60」が答えですね。
この基本をおさえておけば、
「12000の約数で4番目に大きい数は?」
と聞かれても、大丈夫(だいじょうぶ)ですね。


プロフィール



大人気メールマガジン「コロンブス的・超発想で中学受験を成功させる方法」の発行人で、中学受験カウンセラー。メルマガは殿堂入りを果たす。理科・替え歌暗記法のCD『愛のメモリーTM』も作成。

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