適性検査会場ってこんな雰囲気! 2010年度公立中高一貫校受検 本番当日ルポ[中学受験]

2/3 東京都立武蔵高等学校附属中学校
適性検査の会場の様子を取材しました!

12月から2月にかけて、全国の公立中高一貫校で行われる入学者選抜。東京都内では、2月3日に都立10校、区立1校の適性検査が行われました。今回はこのうち、都立武蔵高等学校附属中学校の適性検査の様子をご紹介します!



7:45 登校


2日前の積雪から一転して晴天の青空のもと、受検生たちが保護者のかたとともに続々と学校に集まってきました。
駅や駅から学校までの道は、受検生と見送りの保護者のかたで大混雑。さらに正門近くの歩道も、見送りのかたや激励のかたがたであふれていました。そんな中、緊張しているのか、保護者のかたに寄り添うように歩いている受検生の姿も多く見られました。



まだ雪の残る正門前。ここを通って受検生たちは会場へ向かいます。 持ち物や待ち合わせ場所の確認をし、受検生たちが続々と校内へ入っていきます。


8:00 受付をし、検査を受ける教室へ


正門を入った受検生たちは、受付の少し手前で保護者と別れ、受付へ。受検票を提示し、それぞれの受検番号に応じた教室へと向かいます。



受付手前で保護者のかたは右へ、受検生は左へ。「がんばって!」「行ってきます」の声が飛び交います。 受付で受検票を確認し、校舎の中へ


8:30 検査が始まるのを待ちます


取材のため案内された教室では、受検生たちが静かに適性検査の始まりを待っていました。すでに参考書などはしまわれ、机の上には筆記具と受検票、時計など、必要なものだけが置かれています。
8時30分になると、先生が教室に入ってきて、検査の注意事項などを説明。その後、検査開始までの待ち時間が15分ほどありました。こちらにまで緊張感が伝わってくるような雰囲気の中、リラックスしようと伸びをしたり、じっと集中力を高めていたりと、皆それぞれに時間を過ごして検査開始を待っていました。



検査前に持ち込み禁止の携帯電話や使用禁止物(下敷きや筆入れなど)の回収、確認も行われました。 転がらない鉛筆や使いこまれたものなど、筆記用具にもそれぞれのこだわりが見られます。


9:00 検査スタート


取材の記者たちが退室し、ピンと張りつめた空気の中、いよいよ検査が始まります。
真剣に検査にのぞむ彼らの姿に、どの受検生にもこれまでの努力の成果を存分に発揮し、悔いのない一日にしてほしい、そう願わずにはいられませんでした。



受検番号別に割り振られた教室で、それぞれが検査を受けました。


検査終了


緊張感に満ちた検査も終了。どの受検生も、力を出し切った達成感にあふれていました。正門の外では、近所の喫茶店などで検査終了を待っていた保護者のかたがたが、子どもたちを笑顔で迎えていました。

東京都内の公立中高一貫校の合格発表は、都立10校が2月9日、千代田区立九段中等教育学校が2月5日。
各学校の掲示板とホームページなどで発表されます。
発表の日の様子は後日、また改めてレポートいたします。



お子さまが小学校5年生以下の保護者の皆さま、いかがでしたか? 受検当日の雰囲気を少しでも感じていただければ幸いです。12歳のお子さまにとって、大勢の中で受けるこの検査はやはり大きな緊張を伴うもの。本番での過度な緊張や急なトラブルを避けるためにも、検査日までに会場までの道のりを一緒に歩いてみたり、筆記用具の確認をしたりと、事前にしっかりと準備をしておきましょう!

受検された皆さま、そして心配と緊張の中で一日を過ごされたであろう保護者のかたがたも、本当にお疲れさまでした!
これまで親子で共に考え、目標に向かってがんばってきた日々。
結果にかかわらず、この経験はお子さまをきっと大きく成長させてくれるはずです。
受検を通してさらに強くなった親子のきずなに誇りをもち、これからも健やかなるお子さまの成長を見守っていってあげてください。


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