算数「速さと比(1)」[中学受験]
問題4 |
A地点とB地点は100m離(はな)れています。太郎と次郎は同時にA地点を出発し,A地点とB地点の間を歩いて往復します。出発してから2人が初めて出会ったのは,A地点から90m離れた地点でした。また,2人が3回目に出会ったのは,出発してから5分後でした。太郎の方が次郎よりも速く歩くものとして,次の問いに答えなさい。 1.太郎と次郎の歩く速さの比を最も簡単な整数の比で答えなさい。 2.太郎が歩く速さは毎分何mですか。 3.2人が初めてB地点で出会うのは,出発してから何分何秒後ですか。 (早稲田中 2007年 2回目) |
<考え方と答え> |
では、さっそく1回目の出会いの図をかいてみましょう。 |
<1の答え> |
同じ時間で、太郎が110m進み、次郎が90m進んで出会いましたね。 |
<2の答え> |
1回出会うために2人は合わせて200m進んでいます。 3回出会うためには、合わせて200×3=600m 進んでいます。 そのうち、太郎が進んだ道のりは? 330m進むのに5分かかっているので、太郎の歩く速さは? 速さ = 道のり ÷ 時間 で、 |
3の答え |
こういうときは、何か規則性があるかどうか? 何回かの出会いを図にかいてみるといいよ。 次郎の動きに注目します。90m進むたびに太郎と出会いますね。 こうすると、何やら規則性みたいなものが見えてきましたね。 1回目の出会い → Bから10mの地点 2回目の出会い → Aから20mの地点 3回目の出会い → Bから30mの地点 4回目の出会い → Aから40mの地点 …となると予想としては、 6回目の出会い → Aから60mの地点 8回目の出会い → Aから80mの地点 10回目の出会い → Aから100mの地点(つまりB地点) 1回の出会いにどれだけ時間がかかっていますか? 3回目に出会ったのは出発から5分でしたね。だから? |