千葉県 高校入試制度・出題傾向(平成21年度)

千葉県の公立高校入試制度(平成21年度)

内申書情報一般入試特色ある入学者選抜
内申点は中一から中三の学習成績によって決まる。各学年とも9教科の成績を5段階で評定し、その合計点(135点満点)が内申点となる。平成20年度の入試からは、この内申点を新しい算式にあてはめて合否の判定に使用する。合否判定は2段階で行われる。原則として学力検査点(5教科500点満点)と内申点の両方が、それぞれ得点の高い順から募集人員の80%以内に入っていれば、まず合格。次に各高校が独自に得点を算出し、内申書や入試2日目の結果(面接、作文、小論文など)を総合して判定。傾斜配点を実施している高校・学科(コース)もある。すべての高校・学科で実施され、中学校長の推薦は不要。合否は、面接、作文、小論文、自己表現、学校独自問題などの中から各高校が1つ以上を実施。その検査結果と内申書、志願理由書などを審査し総合的に判定。平成21年度の募集人員は多くの高校が50%枠となった。

千葉県の公立高校入試傾向(平成21年度)

英語
入試傾向
総合的な英語の力が求められるのが特徴!
【1】【2】【3】はリスニング。【4】は語い問題。【5】は文法問題。【6】は対話文に自分の意見を補充する英作文が出た。【7】は3つの短い文章を読んで答える問題、【8】は対話文読解で、英問英答問題など、【9】は長文読解で、本文と関連する文の完成問題などが出たよ。
過去3か年はこれが出た!
数学
入試傾向
関数、平面図形を中心に出題された!
【1】は計算問題、【2】は数と式、平面図形、確率、関数の中問集合。【3】は放物線と直線を素材とした関数の問題。【4】は紙テープを折ってできる図形の角度を、文字を使って表す問題。【5】は平面図形で、相似な図形を利用して線分の長さの比を証明する問題だったよ。
過去3か年はこれが出た!
国語
入試傾向
問題数が多く、聞き取りの問題が出る
基本的な構成は平成20年度と同じ。【1】は聞き取りの問題。放送の内容を聞いて答えたあと、文章を読んで作文を書くことも求められたよ。【2】【3】は漢字、【4】は国語知識・文法、【5】は説明的文章、【6】は小説。【7】の古文では、漢文の書き下しの知識も問われたよ。
過去3か年はこれが出た!

理科
入試傾向
記述と選択はほぼ半分ずつの出題だった!
生物・化学・地学・物理から各2問ずつの出題。記述問題が全体のほぼ半分を占め、文章記述問題も出ているよ。【4】では酸化銅の還元実験で、試験管の口元を下げる理由を書く問題が出たよ。また【5】では、寒冷前線の断面図を暖気と寒気も含めてかく問題が出たんだ。
過去3か年はこれが出た!
社会
入試傾向
20字と30字の文章記述問題が出題された!
【1】は3分野融合、【2】【3】は地理、【4】【5】は歴史、【6】【7】【8】は公民が出題された。3分野で、文字数が多く、指定語句もある文章記述問題が出た。地理と公民では複数の資料を用いた問題が出ているので、選択肢に沿って正確に資料を読み取る力が必要だよ。
過去3か年はこれが出た!

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