大学受験における偏差値【大学受験の基礎知識】
入試の多様化によって、最近では偏差値が有効な学力試験での選抜(一般入試、国公立では個別試験とか、2次試験と呼ばれる)による入学者は全大学で50%程度とも、50%を切ったともいわれています。さらに学力試験による選抜そのものの多様化も進んでいます。センター試験でも6教科8科目を課す一部の国立大から、1科目からでも判定を行う私立大までさまざまですし、同じ国立の2次試験でも、3科目型の前期試験と、1科目と小論文・面接の組み合わせが多い後期試験とでは、学力試験のウエートはずいぶん異なります。大規模模試を行っている予備校や通信教育業者では、志望大学を国公立と私立とに分け、国公立の場合はセンター試験と2次試験それぞれの偏差値を示すなど精度の向上に勤めています。
具体的には模擬テスト時に第1志望と記入した受験生の平均点や、過去の合格者の追跡調査などを基に決定します。
最近は、私大では中心となる50前後の大学の数が減り、その上とその下に二極分化するという傾向が見られます。