「塾通いはするな」と学校は言うけれど[中学受験]

 学校のタイプは新入生のガイダンスひとつとっても様々で、「勉強をさせる」派の代表格は巣鴨中学だろうか。既に春休み中の宿題がドーンと出されている。塾からも商魂たくましく、中高一貫校生を対象した案内メールが届いているのが例年のことだったが、今年は週刊誌などへの広告も目につく。

 学校からは既に「塾にはせめて中学校の間は行かないように」と念をおす例が増えていて、目の前の時間をもてあましているお子さまの姿と学校の対応の一方で、塾の宣伝にも揺さぶられる日々が続くことである。

 実態としては難関校ほど塾通いが習慣になっている傾向が強まり、春の時点から20−30%ほどの割合で塾通いの中学生が存在するようだ。ただ、気をつけなくてはならないのは、これらの塾は、中学受験にも増して、学校のカリキュラムとは無縁なケースが多いことだ。そこでは学校より先回りして学び、定期試験対応は自分でやるやり方だ。

 それがいいかどうかは家族で話し合われて、ご判断いただきたい。

プロフィール


森上展安

森上教育研究所(昭和63年(1988年)に設立した民間の教育研究所)代表。中学受験の保護者向けに著名講師による講演会「わが子が伸びる親の『技』研究会」をほぼ毎週主催。

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