英語のリスニングを得点源に!学校の先生がコッソリ明かす勉強法
英語のリスニング——定期テストでも、よく出される問題です。
「とはいえ、英語を聞き取るのって、難しいよね。どうやって対策すればいい…?」
多くの人が、対策に悩むものです。
そこで今回は、『進研ゼミ中学講座』の制作に関わる中学校の先生オススメの、英語のリスニング勉強法をお伝えします。
リスニングというと、一見ハードルが高そうですが、じつは今の中学生にとって、「英語を聞く」は小学校の頃からやっていて、なじみがあるもの。
ちょっとしたコツを知っておくだけで、得点源にできる問題でもあるんです。
「進研ゼミ」の先輩がやってみて、効果があったリスニング対策ものせているので、ぜひ読んでみてくださいね。
※ここでご紹介する中学生の声は、2018年11~12月実施『進研ゼミ 中二講座』会員136人へのアンケートより
英語のリスニング勉強法①音を聞いて、頭の中でイメージして、何度も聞き取る
英英語のリスニングの第一歩。まずは、英語の音になれることです。
英語の音を何度も聞いて、頭の中で意味が結びつけば、オッケーです。
例えば、
I like apples.
と聞いて「私はリンゴ好き」というイメージが頭の中でぱっと浮かぶ…といった具合です。
ただ、一度聞いて、ぱっと思い浮かぶようになるって、意外と難しいんですよね。
appleの単語を知らない人が、ただ英語をたくさん聞いても、分かるようにはなりません。
英文の独特の音のつながりもあります。
だからこそ、まず単語の意味を知りつつ、「何度も聞き取る」練習がオススメです。
まずは、英語の音をじっくり聞いてみる。
そして、「ドコが聞き取れないか」を見つけてみてください。
聞き取れなかったところは、英文を見て、単語を確認してみましょう。
知らない単語は意味を調べて、またもう1回、聞いてみてください。
一度で聞き取れなくても、だいじょうぶ。
英文の意味がわかっていれば、何回も何回も聞き直すことで、自然に聞き取れるようになっていきますよ。
<「進研ゼミ」を受講している中学生の勉強法>
★授業中のCDの音声をしっかり聞くこと。単語だけじゃなくて正確に何を言っているのかを普段から聞き取る。
英語のリスニング勉強法②時間・場所・人名・物は、とくに集中して聞き、メモ
次にリスニングで大事なのは、文のポイントになる単語をしっかり聞くことです。
テストで聞かれるところや、文の中で重要な単語は、意外と決まっているもの。
全部をしっかり聞いて理解しよう…として、テストで問われる大事なところを聞き逃してしまうより、重要な単語を集中して聞きましょう。
とくに集中して聞いてほしいキーワードは、「時間・場所・人名・物」です。
いつ、どこで、誰が、何を…は、文の全体の流れを決めるのに加え、問題にしやすい単語だからです。
「時間・場所・人名・物」に関係する単語が出てきたら、しっかりメモしながら聞いてくださいね。
内容を聞き取りつつ覚えるのは、日本語でも、とてもハードルが高いもの。
英文を聞くのに集中して、キーワードはささっとメモするだけでOK。
メモしたキーワードを手掛かりにすれば、全体の流れがしっかりつかめて、リスニングで得点しやすくなりますよ。
<「進研ゼミ」を受講している中学生の勉強法>
★英文を全て聞き取ろうとすると頭がパンクするので、そのお話に出てる人は誰なのかを聞き取る。
そのお話に出てくる人達がらみの問題がでてきたら、聞き取るといいよ!!
★聞き取れない単語より、場所や人名を集中して聞く。
英語のリスニング勉強法③学校の授業中のロールプレイで覚える
英語のリスニングの勉強は、家で時間をとってやるだけではないんです。
学校の授業中に、ちゃっかりリスニング対策もできちゃうんですよ!
とくにオススメは、授業中の、ロールプレイでのやりとりの時です。
クラスメイトとのやりとりで、文頭をしっかり聞くようにしましょう。
例えば、Whoが文頭にきたら「人名について聞きたいんだな!」とアンテナをたてる。
Whereが文頭にきたら「場所について聞きたいんだな!」とアンテナをたてる。
このように、文頭を意識して、「相手が何を聞きたいか?」に集中する練習を重ねることで、重要ポイントをおさえられるようになります。
リスニングのテストで「何を問われているか」も、バッチリ正確に聞き取れるようになりますよ!
<「進研ゼミ」を受講している中学生の勉強法>
★ネイティブの発音(ALTの先生)をよく聞いて、何をいっているのかを理解する。
なるべく多く、英語を聞くのも大事。
★疑問文だったら、最初の単語をよく聞くといいと思います。
最初の単語とそのあとの英文をよく聴けば、何を質問されているのかを理解できます。
英語のリスニング勉強法 まとめ
以上、英語のリスニング勉強法でした。
英語は「聞くこと」が大事な科目。
でも、対策をしている人は意外なほど少ないのが現状です。
「進研ゼミ」の先輩のテクニックも参考に、まずできそうな1つからやってみて、リスニングの得点をのばしてくださいね!
<おうちの方へのアドバイス>
リスニングは、おうちの人が、日常生活で力になれることもありますよ!
例えば、好きな映画のDVDを英語版で見たのち、何が聞き取れたか、親子で話してみる…など。
リスニングの教材がおうちにあれば、いっしょに聞いて、解いてみるのもいいですね!