小学校の授業進度は例年並みに! 授業スピードが速いので家庭学習が成績の維持や向上の鍵に

新しい日常の元で学校が再開されて久しいですが、保護者としては授業進度や子どもたちの理解度が気になりますよね。

ベネッセでは、9月下旬に全国の小・中・高校の教師の方1,660名に対して、インターネットで調査を行いました。

この結果をもとに小学校の授業進度や先生が感じている子どもたちの授業理解度、家庭での対策についてご紹介します。

この記事のポイント

授業進度を例年並みに戻すために授業スピードは速い

授業進度に関しては、全体の3割以上が9月時点で「例年より遅れている」と回答しました。

残りの7割は、9月時点で「例年並み」となっていますが、どちらも例年並みの進度に戻すために、授業スピードを上げてここまできていることがうかがえます。

保護者としては、長い休校期間があったけれど、例年並みの進度ということで安心したいところです。しかし、子どもの学校がどちらのパターンに属すにしても、授業スピードは例年より早く、一度の授業で学ぶ量が多くなっていることが見えます。

速い授業スピードでの学習は、年明け以降も実施される見込みです。学習内容の定着やつまずき・苦手の増加が懸念されます。

つまずきや苦手が増えていると感じている先生が多い

実際、先生は、例年よりも速いスピードで授業が進む中、例年よりもつまずきや苦手を持ってしまった子どもが増えていると感じています。

アンケート結果には、どの学年でも「例年に比べて、児童・生徒のフォローやサポートができていないと感じている」先生が4割近くいました。「理解が及んでいない」子どもがいると感じてはいるものの、例年のように巻き返しや復習にあてる時間的な余裕はないと考えている様子も見えます。

つまずきや苦手を克服するためにも、家庭での学習が今後の成績に占めるウェイトが大きくなってきていると感じている先生も多く、「例年以上に、自学自習力の差が、学力の差につながると感じる」の質問に半数近くの先生が「とてもあてはまる」「ややあてはまる」と回答しています。

家庭での学習が、子どもたちの学習の定着に重要な役割を果たすことになりそうです。

苦手とつまずきの早期発見には家庭での予復習が重要!

先生も感じているように、学習内容の定着を強固なものにするために大切な役割を担うのは、家庭での自学自習です。

といっても難しく考える必要はありません。基本的な予習・復習の習慣をつけるだけでもいいのです。たとえば、その日受けた授業ノートの見直しや、翌日の授業の教科書を読むだけでも、苦手やつまずきを洗い出すのに役立ちます。

苦手やつまずきを放っておくと、そのジャンルと繋がりのある次年度以降の学習に支障がでます。「この部分の理解が浅い」「授業でわからなかった」ところが判明したら、先生にききにいき、早めに克服しましょう。

まとめ & 実践 TIPS

先生と子どもたちの努力もあって、小学校の授業進度は例年並みになってきているようです。しかし、授業の進むスピードが速く、例年よりも子どもたちへのフォローが手薄になっている傾向が見られます。

学校での学習の理解と定着には、家庭学習がより重要になりそうです。子どもに協力しながら家庭学習の習慣をつけていきたいですね。

■調査概要
調査名:小中高教師意識調査
調査形式:インターネット調査
調査対象:全国の小学校~高校の教師の方1,660名
調査実施時期:9/23頃~9/29頃の期間実施
ベネッセコーポレーション実施

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